親と同居について離婚

Question

今現在嫁と別居中なのですが
　
元々僕の親の家で同居していたのですが
嫁は僕と喧嘩をして出ていきました

初めは生活費を入れる約束ではいったのですが嫁が同居を望んだために同居しました

僕たち夫婦には借金が沢山ありご飯など
生活にかかるものはすべて僕の親が払ってくれてます
僕は給料を別々に管理していて嫁はフルパートなのでそれなりにあるはずです
僕があまり働けなく学校でいるものや嫁のケータイ代などは払っていましたがあと借金の返済に充ててました

嫁の方は子供のお菓子など細かいものだけです学校行事はよめが行ってくれてました

嫁の親は生活保護保護を受けていて
嫁は今会社寮にいるらしいのです
僕にはその場所を教えてくれません〇〇市
しかわかりません

同居生活は10年続いたのですが一か月まえに
が僕と喧嘩して出ていきました
　
僕はやり直しする事を嫁に謝ったのですが
嫁個人の借金も沢山あるからここで二人で頑張って返していこうと話していたら
嫁はその家には帰れない離婚するしか言って来ません嫁が言うのには私は他人だからずっと我慢して来たと言ってましたずっと辛かったとも言ってます
けどよめは家事など全然やってくれませんでした少しはやりました

僕は離婚したくないのですがやっぱりムリなのでしょうか

清水 卓 弁護士 · Accepted Answer

離婚の方法には、主に、①協議離婚（当事者間の合意に基づく離婚届の提出で成立）、②調停離婚（家庭裁判所の調停という手続によって成立）、③裁判離婚（裁判手続によって成立）という方法があります。

夫婦間で合意が成立しない場合、①協議離婚は成立せず、家庭裁判所に離婚調停を申し立てる必要があります（調停前置主義と言って、裁判の前に調停を先行させる必要があります）。

離婚調停でも、同居期間の１０年にに比して別居期間が１ヶ月では、法定の離婚事由である「婚姻を継続し難い重大な事由があるとき」には該当しないものと思われます。

このように、相手（妻）が離婚を望んでいるとしても、直ぐに離婚を実現できる状況ではないように思われます。

いずれにしても、喧嘩から１ヶ月では夫婦互いに熟慮ができていない可能性があると思います。上記のような離婚の見込みも踏まえ、少し期間を置く等して、相手（妻）ともう少し話し合いを試みてみてはいかがでしょうか（なお、復縁を求めて行くのであれば、あなた側の経済事情も問題となり得ます。あなたの借金についても、債務整理等をできないか、一度、お住まいの地域の弁護士に直接相談してみてもよいかもしれません。法テラスや弁護士会に問い合わせ、相談してみる方法もあるかと思います。）。

（裁判上の離婚）
第七百七十条　夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
一　配偶者に不貞な行為があったとき。
二　配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三　配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四　配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五　その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
２　裁判所は、前項第一号から第四号までに掲げる事由がある場合であっても、一切の事情を考慮して婚姻の継続を相当と認めるときは、離婚の請求を棄却することができる。