解約した銀行の個人情報保存期間
20年以上前に開設し、現在残高0円で住所も変わり、本日使用していないネット銀行の解約を申しいれました。すると私の個人情報の保存期間は解約日の本日から7年で、削除希望であれば7年後にまた申し出るよう案内されてびっくりしています。これは法律上まっとうなのでしょうか。例えば180日経てば自動削除になるイメージを持っていて、余計に削除してほしくなりました。
銀行は犯罪による収益の移転防止に関する法律を守る必要がありますが、その第6条1項に、「特定事業者は、取引時確認を行った場合には、直ちに、主務省令で定める方法により、当該取引時確認に係る事項、当該取引時確認のためにとった措置その他の主務省令で定める事項に関する記録(以下「確認記録」という。)を作成しなければならない。」と記載があり、
同2項には「特定事業者は、確認記録を、特定取引等に係る契約が終了した日その他の主務省令で定める日から、七年間保存しなければならない。」と記載があり、7年間の記録保存が義務付けられています。
また、7条3項には「特定事業者は、前二項に規定する記録(以下「取引記録等」という。)を、当該取引又は特定受任行為の代理等の行われた日から七年間保存しなければならない。」となっているため、こちらも7年間の記録保存が義務付けられています。
このように法律で義務付けられていることから、銀行に求めたとしても7年間という数字を変更させたり、訴えて変更させるというのは難しいと思われます。
池長先生、大変わかりやすいご説明をありがとうございました!
特に訴えることはないのですが、オペレータの返答があまりにも紋切り型で聞いてもわからないので不審に感じた次第です。勉強になりました。