物損事故、あて逃げ捜査や事故処理の人件費も相手に請求できますか?
実家の外壁に車の当て逃げがあり、外壁が壊れました。
防犯カメラでの犯行時間特定に時間が掛かり、警察立ち会いのカメラ操作で相手が特定されました。
物損事故扱いになったのですが、この当て逃げ事件によって、起こった人件費について相手に請求できますか?
具体的に
・近所への聞き込み30分
・防犯カメラ捜索、警察立ち会い捜査4時間
・実況見分(警察自分相手)30分
・相手保険会社立ち会い、損害の確認1時間
・事故見積工事店立ち会い30分
・工事完成立ち会い30分
・警察での調書作成2時間
相手保険会社は、物損の修理代金しか払わないとの一点張りです。
相手の態度も酷いです。
物損の損害金の支払いはまだ行われておりません。
相手の当て逃げによって起きた相当因果関係のある人件費を請求したいと思いご相談いたしました。
私は賃料収入で生計を立てているので不労就労です。
相手に物損損害金と人件費を要求することは可能でしょうか?
弁護士さんを探して2件ほど相談しましたが、経験がないとのことで断られてしまいました。
通常、自己の権利を守る(損害賠償請求権を確保する)ための行動にかかった時間(人件費)は自分のための行動なので請求できません。
これは交通事故にかぎらず他の請求でも同様です。
賃料収入で生計を立てているとすると、事故処理のために時間が必要となっても従前の収入は減少していないはずですから、その意味でも損害は発生していません。
実際に調査費用などの実費が必要となった場合には別途検討する余地はありますが。