お墓の中の遺骨の無断移動
・お墓の中の遺骨の無断移動について
父が約40年前に東京に建てたお墓の中に、父の遺骨と兄の遺骨が安置されていました。
お墓の管理者は、①父②兄③兄嫁の順で変わりました。
家族は父・母・兄・弟(私)の4人です。
兄嫁が管理者になる事は、家族が反対しましたが最終的に兄嫁に決まりました。
その後、10年以上前に兄嫁は家族や親族に相談・了承も無く勝手に泥棒の様に父のお墓から、父と兄の遺骨を取り出し何処かに移動させてしまい、お墓の管理事務所に聞いても個人情報なので教えられないと言われました。
その事が分かるまで、10年以上も家族や親族は遺骨の無いお墓にお参りをしていた事になり、兄嫁に騙されていました。
家族も親族も大変怒っています。
いくらお墓の管理人であっても、自分の親ではない人の遺骨迄無断で取り出すとはあまりの暴挙に我慢できません。
そこで、①何とか盗まれた遺骨を取り戻し、原状復帰するためには如何すればよいでしょうか?
②最悪でも分骨して取り戻す事は可能でしょうか?
③この様な暴挙を窃盗や騙しで警察に訴える事が可能でしょうか?
④弁護士さんに依頼する事を考えています。どの様な分野に強い先生に頼めば良いでしょうか?
教えて下さい。
宜しくお願いします。
家族の反対はありつつも、相続人の皆様で祭祀承継者を兄嫁と決めたということになるのではないかと思います。
そうなると承継者が自由に祭祀を行うことになるわけですから、骨をどこにやろうが自由ということになるはずですから、何かを訴え出るということは難しいと思います。
祭祀承継者に関するルールは特殊ですので、祭祀承継に詳しい弁護士に相談した方がいいと思います。
・匿名A弁護士さん
回答有難う御座います。
ただ祭祀承継者なら何をしても良いのでしょうか?
祭祀承継者はお墓の管理者ですから善管注意義務が有り、その事に反して何かを行う事は公序良俗に反し、社会通念上も道理に反していると思います。
お墓の専門家等にいろいろ確認しても、お墓の事は非常にデリケートな事なのでセミナーや集会等で、何か行うときは必ず家族や親族等に説明しておかないと後々大きなトラブルになるので、必ず注意するようにしていると話しています。
また、祭祀承継者が決定されたのは家裁の結論によるものでしたが、此方は納得できず即時抗告する予定でした。
ところが専門家としてあり得ない事ですが、依頼した弁護士が家裁の結論を連絡してきたのは、即時抗告の提出期限が切れてからでした。
そこでやむを得ずその弁護士に抗議し、弁護士会に紛議調停を申し立て損害賠償をしてもらいました。
初めの質問文では、かなり内容を簡潔化したので分かりに難くて申し訳ありません。
父の遺骨迄盗まれ、騙し続けた事はどう考えても許せません。
ご指摘の通り、祭祀財産のトラブルに精通した弁護士を探して相談してみます。
なかなか良い弁護士さんを見つけるのは難しそうです。。。。。。。。?
・お墓の祭祀承継者の権利と管理者としての責任について
祭祀財産は金銭に換算出来る物ではなく、家族や親族が寄り添ってその家の宗旨や全員の一致する考え方や方式で管理されるものと認識していて、法律上の問題だけではなく精神的な面や心情的な面も大きく作用するものと認識しています。
つまり、祭祀承継者はそれらの人達の代表として家族や親族と対応しながら、諸祭事を取り纏めて行う事が、管理者の責任として求められているものと思います。
その上で、諸祭事を執り行う責任者としてまた代表として、諸祭事を行うのが社会通念上の道理が通るものと思われます。
祭祀承継者がその権利を悪用したり乱用して、自分の一存で他の人の合意や理解を得る事無く、勝手に墓じまいや遺骨を取り出す事は出来ないと思います。
私は、素人で良く分かりません。
専門家の意見をお聞きしたいので宜しくお願いします。
祭祀の問題なのでできれば法律的な面だけでなく、社会通念や心情的な面も含めて意見を聞かせてもらえると助かります。
あくまでも祭祀承継者の裁量の度合いは極めて高いと思いますし、一旦家庭裁判所で定められていることから変更の手続を取るのは相当の事情の変更がなければ難しいと思われます。
あくまでも一般的な範囲の回答にとどまるものです。
祭祀承継に詳しい弁護士に相談の上、あなたの見解が適切かどうか聞いてみてください。
匿名A弁護士様
回答有難う御座います。
「祭祀承継に詳しい弁護士に相談の上、あなたの見解が適切かどうか聞いてみてください。」
祭祀承継者の事に詳しい弁護士さんがなかなか見つかりません。
東京で個人名ではなく、法律事務所の名前で教えて下さい。
助けてもらえると幸いです。
宜しくお願いします。
ここでは弁護士の紹介は行うことはできかねます。
また、私も東京の弁護士には詳しくありません。
申し訳ありませんがご自身で見つけていただけますようお願いいたします。
以上となります。
了解です。
有難う御座います。