体液をかけられた際の示談について
精液を服にかけられました。
ポッケの中に入れられていて、スマホを取ろうとして触った時に気がつきました。スマホや大事な人からプレゼントで貰ったキーケースなどにも付着していました。被害に遭ってからしばらくは精神不安定になり吐き気で辛くなったりということが多々ありました。事件に巻き込まれた付近は通勤で通るため避けることができず嫌でも思い出してしまいます。犯人は通勤の人混みを利用して犯行を行ってきました。
犯人は暴行罪と器物損害で逮捕され、わたし含め数人同じく体液をかけられた被害者がいるそうです。
先日もその犯人が同じ件で逮捕されましたが、その際は示談になり釈放されたそうです。
残りの被害者たちは向こうの弁護士から示談を交渉されている最中です。
この際示談金はいくらくらいが妥当なのでしょうか?
ですが本当に示談するべきか迷っています。
事情聴取では犯人が「直接被害者たちに会って謝罪したい」や「どうしても示談して許してほしい」などと言っています。示談をした後に私を特定しようとするのではないかという恐怖や、お金で解決して反省しないのではと思ったりもしています。
また、犯人の住んでいるところがわたしの家から徒歩圏内なので、示談するのであれば引っ越しをできるくらいの十分な額が欲しいと考えています。
本来ならこちらも弁護士を雇い裁判を起こし、社会的制裁を加え慰謝料を受け取りたい気持ちではあります。ですが早くこの件を忘れたいとも思い、どうするのが良いのかわからなくなっています。
本当に気持ち悪いし許せないのでもし示談にするなら相手にダメージを与えるくらいの額が欲しいです。
心中お察しいたします。
現状とてもお辛い気持ちかとは思いますし、ここに書き込むのも色々と思い出しては辛い思いをされたと思います。
たしかに裁判をするのも手ではありますが、裁判も時間がかかってしまったり、資料集めやヒアリングなど事件のことを思い出してはまた辛い思いになるかと思います。
また、示談交渉をするにしても、金額の交渉などをお一人で行うのはとても精神的にも辛いと思います。また、交渉を終わらせたいという気持ちが先行して不利な条件で示談を迫られるということも想定されます。
示談の相場ですが、事件によって幅がとてもあり、詳細に調査をしなければ金額が算定しにくいところであります。そのため、現段階でいくらが妥当とは判断しかねるところではあります。
そのため、まずは犯罪被害者弁護に明るい弁護士に一度ご相談をして、場合によっては示談交渉を委任しても良いかもしれません。
ご自身で行う場合であれば、引越し費用を算定した上でそれに慰謝料を上乗せすることになるかとは思いますが、まずは相手に示談金としていくら考えているかを提示させ、当該金額をベースに少しでもこちらの要求に近い金額になるように交渉する流れになるかと思います。
ご丁寧にありがとうございます。
仮に弁護士さんにお願いするとしたら費用が心配ではあるんですが、それをまかなえるくらい相手から取ることは可能ですか?
弁護士費用については弁護士によってまちまちですので、ご心配であれば着手金が無料あるいは後払い制(支払われた示談金の中から弁護士費用を支払うという完全成功報酬型もあります。)に対応できる弁護士を探してみるのが良いかと思います。
あんころもち様
費用の面についてご心配とのことでお見かけをいたしました。
犯罪の被害に遭い、さらに弁護士に依頼するとなると弁護士費用がかかるかもしれないということで不安だらけですよね。
もしも費用面に関するご心配であれば、ご自身の経済的事情によりますが、日弁連犯罪被害者委託援助制度の対象になり得るかもしれません。
この制度を利用できるならご自身が負担する弁護士費用がずいぶんと軽減されるかもしれません。
利用できる方の経済的状況をお聞きしないと使えるか否か分かりかねること、弁護士に相談しなければならないというご負担はどうしても出てきてしまいますが、費用面でのご不安は軽減されるかもしれません。
一応、こちらの情報も参考にしていただきますと幸いです。
この制度を利用できない場合には、上記の弁護士の先生がおっしゃっているように事務所によって費用の基準などが異なると思いますので、ご自身の状況にあった弁護士や事務所へお問い合わせとなります。