自転車同士の事故・損害賠償請求について

祖母が自転車同士の事故で、相手方から適切な対応がされなかった為、損害賠償請求の訴訟を起こしました。■判決は①被告は原告に対し、174万及び平成31年4月18日から支払い済みまで年5分の割合による金員を支払え。②この判決は、仮に執行することができる。
現在こちらの担当弁護士から、「月5.000円の分割による支払いになりそうです。」と言われ、今後の流れを聞いても返答を頂けません。
こちらとして不安に思うことは。
■76歳の祖母に対して、月5.000円の30年弱の支払いが妥当なのか。
■相手方が生活保護を受けていると主張しており、確実に支払って貰えるのか。
■今後なにか準備した方が良いのか。
担当の弁護士からは、「相手の仕事先と銀行を探して欲しい」とだけ言われ何をしたら良いのかわかりません。
現状に対するアドバイスがございましたら、ご教授頂けましましたら幸いです。

お困りのことと思います。参考になれば幸いです。

月額5,000円での分割は相当とはいえませんが,強制執行できるような財産が無ければ,実際に回収することは困難です。
ご相談の内容からすれば,相手方は無保険だったと理解しています。
そのような状況において,分割というのは致し方ないといった面もあります。

もちろん,強制執行できる財産が判明すれば,強制執行により全部又は一部を回収することが可能です。
弁護士会照会によって,預金の紹介が可能な銀行もあります。
ただし,弁護士会照会には費用が発生しますので,担当弁護士と相談することが必要でしょう。
勤務先が分かれば,給与の差押えも可能ですが,判決にあった認容額では,調査会社等を利用すれば費用倒れになる可能性があるでしょう。

今後の対応としては,費用倒れになる可能性を理解した上で,
〇ゆうちょ銀行の差押え
〇各銀行に対する弁護士会照会
〇調査会社への依頼
等が考えられるところです。