不動産の相続について教えてください。

高齢の父が所有しているアパートを子供(私)に相続すると遺言書に書く予定です。
相続人は亡くなった弟の子供と私だけです。
築30年で現在6世帯入居しており、駅から近く立地は良い方だと思います。
メンテナンスはしているので、それなりにきれいな方だと思いますが、築年数が古いです。
アパートを相続した場合の一般的に考えられるメリットやデメリットなどを教えてください。
分かりづらい質問で申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

賃貸中のアパートの相続に伴い賃貸人の地位も相続すること場合、相続後はあなたが賃貸中のアパートの賃貸人となります。その場合、賃貸人として定期的に賃料収入が得られる一方、賃貸人としての義務(建物を使用収益させる義務、建物の修繕義務なども負担します)。敷金も引き継ぎになるかと思いますので、敷金返還義務等も負担することになるかと思います。
 アパートを建てるにあたり、金融機関等からの借入れをしていた場合、まだ完済しておらず、債務が残っている可能性や金融機関の担保が付いたままの可能性もあります。お父様の相続の際、債務等のマイナス財産も相続対象なので、債務•負債を事前に把握しておくことが望ましいでしょう。
 また、税務のことなので詳しくは税理士にお聞きいただいた方がよろしいかと存じますが、相続にあたっての相続税の負担、賃貸中のアパートの賃料収入の確定申告などを要する可能性があります。
 なお、遺言により他の相続人の遺留分が侵害される場合、遺留分侵害額請求がなされる可能性もあります。

※具体的な賃貸物件の状況や賃貸借契約の内容などが不明のため、あくまで一般論であり、ざっと思いついた限りでのご回答になりまことご留意下さい。

ご回答いただきありがとうございます。
ざっと思いつく限りでもいろいろあるんですね。
大変勉強になりました。
ご丁寧にありがとうございました。