ネットやオンラインゲーム上の偽計業務妨害と表現の自由について

ネットやオンラインゲーム上で、ネットから拾ってきた面白い文章をコピペして投稿している人をよく見かけるのですが、たまにすごい数の文章を投稿している人がいます。ネットから拾ってきた面白い文章を大量にコピペして投稿する行為は偽計業務妨害罪になるのでしょうか。また、表現の自由との兼ね合いでコピペの文章にも表現の自由があるとして業務妨害が成立しない、と判断されることもあるのでしょうか。

嘘をついているわけではないので、偽計業務妨害にはあたらないと思います。
サーバーに負荷をかけるほど大量であれば、威力業務妨害に当たる可能性ははあります。
ネットの文章コピペで問題になるのは、どちらかといえば著作権ですが、これも何をどんな形でコピペしたかどうかで話が違ってきます。

佐藤先生、ご回答して頂きありがとうございます。例えばなんですが、オンラインゲームで50〜100個のコピペを投稿した場合、威力業務妨害に当たるのでしょうか。

それでサーバーに負荷がかかってゲーム全体に影響が出たり、投稿数が多すぎて他の人の投稿の妨げになっている場合は、当たる可能性が高いです。
ただ相当悪質でないと、運営は警察に被害届を出さないし、警察も動きづらいとは思います。

佐藤先生、再びご回答頂きありがとうございました。最後の質問になるのですが、業務妨害罪などは故意が必要であると聞いたので、投稿者が「面白い文章をみんなに知ってもらいたい」という理由でさまざまなコピペ文章を大量に投稿していた場合、業務を妨害しようとする意思がないので業務妨害罪は成立しないのでしょうか。

故意はそんなにしっかりしたものが要求されるわけではありません。
今回のケースで言えば、「サーバーに負荷かけてパンクするかもしれない」「他の人が投稿できなくなるかもしれない」くらいの認識があると、威力業務妨害罪は成立してしまいます。

なるほど、分かりました。ここまでご回答して頂きありがとうございました。