会社のお金を横領された

当社の経理担当社員だった男(懲戒解雇済)が、10年間に渡って約5,000万円のお金を横領してたことが発覚しました。 弁護士に依頼し、弁護士同席のもと、事情聴取をおこないました。
本人は、そのことを認めてるのですが、その横領したお金を何に使ったなどは一切話さず、ないの一点張りで開き直ってます。 (要は、お金は全く残っていないということ)

刑事事件にするべく、弁護士共々警察に3回ほど行ってますが、全て現金で抜いているため、まだ証拠不十分ということで、捜査中としか警察の回答が得られません。

このようなケースの場合、いくら戻るかはわかりませんが、民亊も平行で行っていくのはどんなものでしようか?
現在、お願いしている弁護士は、警察が嫌がるし、自分は自信がないと言っています。

こちらとしては、早期の解決、横領されたお金を少しでも回収したいわけです。
5,000万円と金額も大きいと思いますが、警察も弁護士も、こんな対応は普通ですか?
何か他に方法とか、ありますか?

お金の流れを調べる能力は弁護士より警察の方が格段上ですので、刑事手続きを先行させようとする弁護士の考えには賛同します。
また、民事で訴えたとしても、流れた金がどこにあるかが分からなければ判決は絵に描いた餅にすぎず、民事手続が並行すると、示談になれば告訴が取り下げられるかもと警察に思われ、捜査の士気が下がる可能性も出てきます。
お金の流れた先として思い当たる点などを調べて警察に情報提供するくらいしか、今打てる手はなさそうに思えます。

>5,000万円と金額も大きいと思いますが、警察も弁護士も、こんな対応は普通ですか?
何か他に方法とか、ありますか?

もしセカンドオピニオンを求めるなら、できれば
詳細な事情含めて、面談相談に行ってみることをお勧めします。

あくまで一般論ですが、民事で裁判をして勝ったとしても、
お金がどこにあるのかわからない(あるいは全部使ってしまってもうない)場合、
せっかく勝ったのに回収できないリスクはあります。

その意味で、民事的な請求をしても早期解決、横領されたお金を回収する自信がないという弁護士の意見は理解できます。

他の方法についても、可能であれば面談で相談に行き、
今の弁護士と同等の情報を伝えた上で、アドバイスを受けた方がいいと思います。

詳しく事情を聞いた上で今の弁護士は対応していると思われるところ、
ネット上で数行事情をお書きいただいただけで他の方法を思いつくのは難しいからです。