高齢の義母が謂れの無い言いがかりを受け、相手に50万円渡してしまいました。
広島県に住んでいる義母の相談です。数年前から近所の世話好きな高齢男性が、自身の敷地の雑草刈りがてら、近所一帯の雑草(敷地内の山の斜面含む)を手入れしてくれるようになりました。こちらからは一切依頼して無いのですが、作業してもらえるのは助かるので、義母やその隣人は作業後にはこの高齢男性にビール1ケースのお礼をするのが常だったようです。2年前も同様に某日この高齢男性は義母の敷地内で雑草や高木の伐採などをしてくれていたのですが、高木伐採時にこの木が男性の頭上に落ち、男性は脊椎を損傷したようで、医療ヘリコプターで搬送されました。この時の救急依頼は義母とその隣人の方が119番したようです。義母自身はこの高齢男性の連絡先等を知らなかったので、その後この方の安否は人づてに探るしかなく、そこから得られる情報では、「回復に向かっている様だ」との事でした。ところが今年に入り義母はその男性が昨年9月に亡くなったことを聞かされます。しかしながら義母はその男性のことをあまり良く知らなかった(近所に昔住んでいて、今もその家が残っているため時々雑草等の手入れに来てくれるが、実際は遠方に新たな住居を構えていたため)ので、死亡された話を聞いても特に何かしらの行動(香典や焼香)をしなかったそうです。ここからが今回の依頼案件なのですが、今年に入り(現在義母は憔悴しきっているので正確な時期はまだ聞けていません)亡くなった高齢男性の妻から執拗に電話がかかってくる様になり、「見舞いに一度も来ないあなたは非常識だ」「亡くなっても焼香にも来ないなんて非常識すぎる」と罵られることが頻繁にあり、挙げ句の果てには「あなたとうちの旦那は不倫関係にあった証拠がある」(もちろん根も歯もない狂言)とまで言い出し、憔悴しきった義母が「では訴訟してください、裁判ではっきりさせましょう」と言うと「私は裁判などする気はない」の一点張りなのだそうです。その後も非難の電話が続き、憔悴しきって鬱ぽっくなった義母は「お金でこの電話が止まるのなら」と、とうとう8月の頭に50万円を相手方に現金書留で送ってしまったそうです。ところが当たり前ですが、その後も相手方の電話は止まず、「主人の治療に175万かかったし、私も病気になって50万円使った・・・云々」言われ、近々に150万円を送金しようと思っていた矢先、初めて昨日自分の友人にこの問題を打ち明けたところ、「そんなもん絶対払ってはいけない、恐喝みたいなものだ。義理の息子にすぐ相談しなさい」と言われ、先ほど義母から連絡があった次第です。私自身この一連の話を聞いて、(義母の話が全て正しいと仮定するなら)被害を被っているのはこちらの方であるし、50万円の返却のみならず賠償金ももらいたい気分です。現時点で義母には固定電話と携帯電話で着信拒否をする様に伝えました。私としては、
第一:相手方に2度と電話をかけさせない約束をさせること。
第二:渡した50万円の返却
第三:弁護士費用や、今後問題解決のために、私(息子)が広島に出向く交通費等を含めた賠償
を求めたいと考えています。
ご相談に乗っていただける先生はおられるでしょうか?
弁護士が介入して、受任通知、民事調停など何らかの手段を取れば不当要求は収まる可能性は高いですが、相手方が弁護士を通さずに直接お母様に接触して払わせようとする可能性を封じないといけません。
そうすると、お母様と弁護士との信頼関係を築くためにも、できればお母様のお近く、ご当地広島の弁護士にご依頼なさる方が望ましいのかなとは思います。
なお、損害賠償の請求は難しいように思えます。支払ってしまった50万円の返還は、完全解決の示談金の趣旨であるか見舞金の趣旨であるかによって、返してもらえるかの結論が変わってくるでしょう。
分かりやすい説明ありがとうございました。先生のおっしゃる通り広島で弁護士を探そうと思います。お忙しい中お時間を割いていただき、ありがとうございました。