傷害事件における損害賠償について

通院が続いているのに90万円(今後の治療費を含む、慰謝料込)で示談要求されました。こちらとしては、おかしな要求だったので拒否しました。一旦、通院が終わったのですが、いつになっても痛みが消えないので再度通院を始めました。その時に慰謝料67万で示談要求されました。それも通院しているので拒否したら、調停にされられました。調停時に調停員から提示はありましたが、まだ通院が終わってなかったので拒否しました。調停員が提示してきたのに、いかにも弁護士が提示してきたように文書が届きました。また、かかった費用についても訴訟提起しないと応じないと言われました。

質問
1.骨折させられているのに、別表2で提示してくるのと通院が続いているのに慰謝料を決めつけられてます。自分としてもそれはおかしいし、骨折しているので別表1が適正だと思っています。
2.治療費等の明細を送っていても支払いを一向にしてくれません。弁護士と加害者両親には何度も言ってます。
3.相手方弁護士の上記での対応や私に対しての言動がよくないです。どうしたらよいかわかりません。私自身もう弁護士とやり取りしたくないです。この対応については、弁護士会に相談しています。金銭的にも弁護士を立てることができません。
4.被害届出しています。上記のような対応や言動をしてくるのと、加害者本人の反省というものが感じられません。この場合、検察に話をして罪を重くしてもらった方がいいのでしょうか?あまりにも要求が理不尽なので。不起訴だと困ります。

1 お怪我が骨折ということですので、(赤い本の)別表Ⅰを基準にするのが適正だと思います。
2 あなたやあなたの家族が加入されている保険に弁護士費用特約が付いているかを確認してみたことはありますか。ご自宅の火災保険にも弁護士費用特約が付いている場合もありま す(日常生活上の事故・事件などで損害を被った場合に相手に損害賠償請求をする際の弁護士費用が保険から出る特約が付いている場合があります)。まずは、確認してみてください。弁護士費用特約の適用がない場合でも、着手金なしや分割払で受任してくれる弁護士もいると思います。そのような弁護士への依頼も検討してみて下さい。
3 骨折後に痛みが残存していたり、骨の付き具合がよくない場合、後遺障害が認定される可能性があります。自動車事故の場合には、判定システムが整備されているのですが、傷害事件などの場合には判定システムが未整備のため、後遺障害に関する認定及び賠償を求めるのであれば、診断書などの医証を準備・精査の上、民事訴訟を提起する等の方法を検討」する必要があります。
4 刑事事件についても、警察や検察に進捗状況を確認する等して、処罰見込みなどを確認しておくことが考えられます。

いずれにしても、あなたのご疑問は、相手方の設定した土俵で、しかも相手方のペースで事が進もうとしていることから来るものだと言えます。
あなたの意向をしっかりと反映した解決を目指すのであれば、あなたの方も上記のような方法で弁護士を代理人に立てる等して、あなた側の設定した土俵・あなた側のペースで、
賠償を求めて行くことを検討してみてください。