家の土地の共有所有について

今年父が亡くなり納骨を終えこれから相続の話をしようと考えていた矢先、話が始まる前に突然姉が弁護士を立てその委任通知を受けました。

その姉の要求の一つに、私の家が建つ土地の共有持分として3分の1、というものがありました。
他にも、実家の建つ土地や実家の車庫も要求しています。
姉がそれらを要求する理由は「実家等の管理に関与したいという思いから」とのことでした。

実家は農村部の農家で敷地が広いのですが土地はいくつもの筆に別れています。
私は長男として父の希望に応え実家の敷地内に家を建て妻と生活しています。
父には生前、農業は継がないことを伝えていましたが、農業の手伝いはしていました。

私は、農家の長男として当たり前のように実家と土地を管理していくつもりでいたのですが、嫁に行ってそこに自分たちの家と親の家もある姉がまさか実家の敷地や建物を要求するとは思っていませんでした。
ちなみに、実家が建つ土地と私の家が建つ土地の間には幅員1.8m程度の赤道があり、見た目にも別の敷地という感じなので、私の家が建つ土地の所有権を望むというのは嫌がらせとしか考えられないと思っています。

それで、姉が実家の土地を取得し管理をするというのであれば、それでもいいと思ってもいるのですが、私の家が建つ土地の3分の1の共有というのは、受け入れにくく感じています。

①この様な状況で、仮に、姉の共有持分を受け入れた場合、土地を勝手に売れない以外にどんな不利益が考えられますか?

②さらに、仮に、共有持分を受け入れるとして、共有割合を、姉が3分の1ではなく、2分の1つづであったり、こちらが3分の1とした場合、さらにどんな違いが生じますか?

よろしくお願いします。

①お姉さんの性格によりますが、大人しく持分を認めると家賃相当額の金を請求してきたりすることはあるかもしれません。
②共有物の管理については持分割合に応じた多数決で決まるので、絶対に過半数以上渡さない方がよいです。

持分をみとめると不動産の処分が困難になる上、上記のような面倒事が起きるので、お金だけ渡すか、どうしても土地にこだわるなら分筆してでも共有にならない分け方をした方がよいでしょう。

佐山弁護士様
ご回答ありがとうございます。

①の解答についてですが、家は私の所有物になりますが、それでも家賃相当の請求ができるということでしょうか?

ちなみに、実家が建つ土地も姉のものになったら、そこに住んでいる母にも家賃相当の請求をしてくる可能性が生じるということですか?

改めて押してください。

正解に申し上げれば家賃ではなく地代ということになりますが、家はギルバート様、ないしはお母様の所有だとしても、底地の所有権ないし共有持分をお姉様がお持ちになると、その地代請求をされる可能性は否定できません。
お姉様が心から実家の土地の管理だけをしたいと考えているならば別ですが、それならばわざわざ持分をある必要はありません。
本心は分かりかねますが、土地の持分を与えられば、地代を請求される可能性はある、とご認識下さい。

佐山弁護士様

追加のご質問への解答もありがとうございました。
承知しました。

相続人には、質問者さんと、お母様と姉がいらっしゃるのでしょうか。姉の持分はそれほど多くないように思われますが、姉に相続権がある以上、こちらにもっとも負担にならないような形で分割方法を検討するしかないと思います。どのように分けるかについては、不動産のすべて(おおよその評価額も)や金融資産の概要が判らないと、判断はつきませんので、一度専門家にご相談を直接相談をされたらいいでしょう。