傷害事件の被害者です。自身がすべき事がございましたらアドバイスを下さいませ
6/19(日) AM3:00頃 某駅タクシー乗り場にて顔面5~6発殴打されました
【経緯】
激励の酒席のひとときを過ごし、知人と二人で某駅タクシー乗り場へと移動。
到着後、乗り口の先頭に男女5~6人のグループがいました(自分達は2番目、その後列にも利用客が待機)
タクシーは停車しており、乗車待ちの状態。
グループは大声で談笑、自身達を含めた後列の利用客を目視するも乗車気配なし。
数分経過。
一向に乗車しない為、1~2歩前に出て待っている事のアプローチをかける。
しばらくして数人が乗り1台目が発車。
次のタクシーが前進するも残ったメンバーはすぐに乗車せず、又も大声で談笑を始め乗り口の妨害行為を続けた。
さすがに我慢の限界に達し、感情的かつ言葉は悪いかもしれませんが「乗らねーならどけよ」と注意しました。
それに対し相手側は、自分達の回りをウロウロしヘラヘラしながら挑発。
言葉は悪いながらも再三の注意を続ける。
相手側の態度から揉め事になるのではないかと心配し、自身がこれ以上興奮しないよう知人が身体を抑えてくれていました。
そして抑えられている自身に対し、突然後ろ側から顔面5~6発殴ってきました。
相手側からの一方的な殴打に、知人が「やめなさい」と注意。
自身は一切手を出さず、すぐに大声で通報を呼び掛ける。
程なくして警察官が到着し現場にて事情聴取を受け、詳しい取り調べの為警察署へ移動。
(※知人も現場にて事情聴取を受け、当時の状況や経緯を話してくれております)
殴打してきた張本人のみ現場に残っていましたので現行犯で一緒です。
相手側も飲酒ありと取り調べ中に伺いました。
そのまま被害届を提出。
事件当日が日曜日の為、翌日6/20(月)に病院に行き診断書を貰いました。
「顔面打撲により全治1週間程度を要する」との診断内容です。
診療後に取得した旨を警察署へと伝言し、提出指示を待ちながら6/30(木)にようやく診断書の提出が叶いました。
そして当日の経緯も改めてお話しました。
診断書を提出した際、「傷害事件に切り替えて事件を送致します、送致後に連絡します」
現在に至ってもどこからも連絡がきません。
どのように捜査が進んでいるのかも分かりません。
怪我の大小・悪質性や事件性の有無が、犯した過失への裁きの判断材料となるのかもしれません。
ですが、妨害行為をされ続けた上に一方的な殴打は紛れもない事実です。
行為への善し悪しの判別がつけられる大人の集団でありながら、誰も指摘をせず利用客に迷惑をかけ続け、注意をすれば一方的な殴打。
自身の注意する際の言葉が悪かったのかもしれませんが、殴られる理由はございませんし許せるはずもありません。
事件として送致されない限り一切の謝罪をするつもりがないと認識し、加害者の態度に憤りとストレスが増すばかりです。
そしてこの事により受けた精神的苦痛もはかりしれません。
直後の通報にて現行犯の為、相手側の身元も分かっている筈です。
被害届、診断書が揃っているにも関わらず未だ送致をされていないとはどういう事なのでしょうか?
今後、謝罪や被害弁償の話もないのではないかと思うようになりました。
このままじっと待つしかないのでしょうか?
もし自身がすべき事がある場合、適切なアドバイスを頂けましたら幸甚に存じます。
何卒、宜しくお願い申し上げます。
>被害届、診断書が揃っているにも関わらず未だ送致をされていないとはどういう事なのでしょうか?
おそらく在宅事件として捜査がされているのではないでしょうか。
在宅事件とは、被疑者が逮捕勾留といった期間制限のある身体拘束を受けずに捜査がなされている状態です。
>今後、謝罪や被害弁償の話もないのではないかと思うようになりました。
>このままじっと待つしかないのでしょうか?
>もし自身がすべき事がある場合、適切なアドバイスを頂けましたら幸甚に存じます。
あなたの方針によりますが、将来的に損害賠償請求を行うのであれば刑事処分を先行させて確定した後の方が立証が楽です。
その方針の場合、被疑者の刑事処分を待つことになります。
念のため、近隣の法律事務所で弁護士に直接相談し助言を受けておいてもいいでしょう。
大竹健太郎先生
この度の相談に関しましてのご回答、心より感謝申し上げます。
先生からのご回答後、本日16:43に警察署から電話がございまして「事件を検察庁へと送致しました」との報告を受けました。
無知識の中で音沙汰のない時間経過に、憤りやストレスの増える日々を過ごしておりましたので、先生のお言葉で肩の荷がおり気持ち的に楽になりました。
大竹先生、もう一点宜しいでしょうか?
知人より、自身の注意する際の言葉遣いが殴られるきっかけを作ったのかもしれないと言われました。
「乗らねーならどけよ」
「いつまでも待たせといて迷惑かけてるって分からねーのか」
「そんだけ大人が集まってて仲間内で悪い事への指摘をする頭のいい奴もいねーのか」
勿論、妨害行為をされ続け我慢の限界に達したとはいえ、注意する際の自身の言葉遣いが悪かった事は認識し反省しております。
そちらは警察官にもきちんとお伝えし謝罪致しました。
乗り場に到着後すぐに、先頭グループへと乗車確認もせず横入りしたり自身が横暴な態度で挑発を繰り返してしまったとかでございましたら、相手を逆上させてしまい結果的に殴打される経緯に至っても仕方のない事だと思います。
ですが、自身は後列で順番を待ちある程度まで妨害行為をずっと我慢しておりました。
注意する際の言葉遣いが悪い事でそれがきっかけを作り、殴られても仕方のない事との結論に至る事はあるのでしょうか?
御多忙の折、お手間をお掛けしてしまいまして大変申し訳ございませんが、改めましてのご回答を宜しくお願い申し上げます。
刑事事件では過失相殺の概念はないので特に問題はないでしょう。
民事の損害賠償請求では、喧嘩闘争であり被害者にも過失があるという反論がされるかもしれませんが、その反論をされた段階で再反論を検討すればいいと思います。
これ以上は実際に証拠を確認しなければ具体的な助言が難しいため私の回答は以上とさせていただきます。
公開のネット相談ではどうしても一般論の回答しかできませんので、ご不安であれば近隣の法律事務所にて弁護士から直接助言を受けてください。
大竹健太郎先生
御多忙の折、度々の親身なご回答に心より感謝申し上げます。
畏まりました。
本日付で事件が検察庁へと送致されましたので、まずは近隣の弁護士事務所に相談の上、何かしらの連絡があるまで待機致します。