立ち退きについての相談
実家が東京都中央区にあるキリスト教の教会の関係者で、祖父の代から敷地内に管理人的な立場で居住していたが、建替えのため10年前に立ち退いた。
家賃を8割強負担してもらう事を立ち退き条件にして近隣マンションに越したが、10年経って教会の財政難のため再び立ち退きを迫られている。
又、10年分の家賃8割強が贈与にあたるので贈与税か所得税の支払いを、という話も出ている。
こちらに支払う義務があるか知りたい。
はじめの立ち退きでは書面の契約書は無い様で、当時の教会側の関係者もいなくなっていて、条件などの詳細が確認できていないが、贈与の話や所得税などの話は一切無かった様です。
実家の父は高齢で要介護認定を受けており、母は膠原病の認定を受けていて引越しで別の土地へ移る事に大きな精神的負担がある。
今回の立ち退きにあたっては書面の契約書と立退料か引越しにかかる費用負担を求めたいが、どこまで可能か知りたい。
さらに詳細をきかないと、適切な助言ができないですね。
当初の立ち退きのときの話し。
ふたたび立ち退きを求められている事情。
そのあたりの詳しい経緯が必要ですね。
最初の立ち退きですが、
教会と教会が経営する保育園があり、敷地内に牧師の住む牧師館、
教会の礼拝堂と一緒になった保育園の建物、
そして別棟で実家の家がありました。
牧師館、保育園の建物が老朽化したため、建替えをすることになり、建替え後には敷地内に住居があってはダメという事で立ち退きをする事になりました。
実家では祖父の代には柔道場とほねつぎをしていて、父の代でほねつぎだけになりましたが、父も高齢になっていたため立ち退きの際にはほねつぎは閉めてしまっていて年金暮らしでした。
母は膠原病の認定を受けていて、通院、治療の為にかかりつけの病院は離れられないと言い、父も実家を出る事はいたしかたないが、生まれ育った街や教会から離れたくない、と希望して、
立ち退きの条件にすぐ近くに住まいを見つけて欲しい、近隣は家賃が高額なので補助して欲しい、と要望したそうです。
当時は教会側に懇意にしてくれる方が多く、同情もあり近隣の新しいマンションを紹介してもらい立ち退きが決まりました。約24万円の家賃で、そのうち以前の住まいでの家賃プラスアルファで4万3千円をこちらが負担して、残りは教会が出してくれる事になっていて、とりあえず10年後に見直しましょう、という事で立ち退きが決まりました。但し、書面での契約書や覚書などは無いとの事。
今回の立ち退きは、10年後に見直しましょう、という了解事項があったので、話合いをしたいと教会側から連絡があり、その席で立ち退きの話が出たとの事。
教会側の経営事情が芳しくないため、高額な家賃の大部分を肩代わりするのをやめたいという事の様です。
また、10年経って教会側で懇意にしてくれていた人たちも移動や逝去されたりで居なくなってしまった事もあり、立ち退きの要求となった様です。
また、立ち退きだけでなく、10年分の肩代わりした家賃は贈与にあたるから贈与税を払って欲しい、という事も言われたとの事。月額約20万円の補助として年間240万円、10年間で2400万円という事になります。
その分の贈与税という事でかなり高額になるのかと思います。
最初の立ち退きの際にはその様な話が一切無かったので、困惑しているし、新しい住まいを探す、住んでいる土地を離れる事を拒んでいる両親を説得する、という必要があり、苦慮しています。
お書きになったことでも不明な事柄があり、法的判断は
難しいです。
ここでは難しいので、弁護士に直接対面相談した方が
いいです。
ありがとうございます。
直接の相談を検討します。