発信者情報開示請求についてご教示ください
過去にTwitterで誹謗中傷を受けた為、告訴または訴訟を検討しています。
そこで、行動するにあたり下記の質問をさせていただきます。
01.発信者情報開示請求を行ったとしても、プロバイダ側でログが削除されている等してIPアドレスの開示が不可である場合、IPアドレス以外の情報を開示請求することは可能か
02. [01] に関連して、Twitterのログインメールアドレスやパスワードといった情報を開示請求することは可能か
03. [02] に関連して、Twitterのログインメールアドレスやパスワードといった情報を開示請求する事で、犯人の特定に結びつくか
04. [01.02.03] に関連して、仮にTwitter上で誹謗中傷のツイートを受けたのが10年前の場合、どのような情報かに関わらず開示請求が成功する可能性は極めて低いのか
05.誹謗中傷ツイートを受けたのが10年前として、犯人のアカウントが「削除されずに現在も存在している」場合に、発信者情報開示請求によるIPアドレスの開示及び、犯人の特定は可能となるか
06.誹謗中傷を受けたのが10年前として、犯人のアカウントが「すでに削除されている場合」と「削除されずに残っている場合」で、プロバイダ側のIPアドレスログ保存期間は異なるのか。
07. [05.06.] に関連して、10年前のツイートがネット上に残っていたとしても、該当ツイートが10年前の投稿である場合、ログが削除されている等する可能性があるのか。また、発信者情報開示請求が失敗となる可能性は高いか
回答よろしくお願い致します。
01.発信者情報開示請求を行ったとしても、プロバイダ側でログが削除されている等してIPアドレスの開示が不可である場合、IPアドレス以外の情報を開示請求することは可能か
→ツイッターがアカウント利用者の電話番号やメールアドレスを保有している場合は、当該電話番号やメールアドレスの開示請求が可能です。
02. [01] に関連して、Twitterのログインメールアドレスやパスワードといった情報を開示請求することは可能か
→ログインメールアドレスは可能ですが、パスワードは不可能です。
03. [02] に関連して、Twitterのログインメールアドレスやパスワードといった情報を開示請求する事で、犯人の特定に結びつくか
→メールアドレスがKDDIやソフトバンクといった大手キャリアのものであれば、弁護士会照会を行い、犯人の特定に結び付く可能性があります。
04. [01.02.03] に関連して、仮にTwitter上で誹謗中傷のツイートを受けたのが10年前の場合、どのような情報かに関わらず開示請求が成功する可能性は極めて低いのか
→そもそも時効の関係で、開示請求が認められないと思われます。
05.誹謗中傷ツイートを受けたのが10年前として、犯人のアカウントが「削除されずに現在も存在している」場合に、発信者情報開示請求によるIPアドレスの開示及び、犯人の特定は可能となるか
→IPアドレスの開示は、ツイッター側にログが残っていないため、不可能と思われます。
06.誹謗中傷を受けたのが10年前として、犯人のアカウントが「すでに削除されている場合」と「削除されずに残っている場合」で、プロバイダ側のIPアドレスログ保存期間は異なるのか。
→異なりません。
07. [05.06.] に関連して、10年前のツイートがネット上に残っていたとしても、該当ツイートが10年前の投稿である場合、ログが削除されている等する可能性があるのか。また、発信者情報開示請求が失敗となる可能性は高いか
→以上で回答したとおりです。