役員退職金の件について
代表取締役2年 専務取締役8年を歴任しましたが、一人株主の都合で、退職に至ることになり、
退任届を書かされました。(本年2月)
通常でしたら、社歴16年あり、慣例通り退職金が支払われるのですが、最後の月の報酬も支払われておらず、退職金も支払われていません。
利益もあがっており、慣例として、退職金が支払われなかったことはないのです。
退職金用に保険にも加入しており、前社長(株主)に支払った退職金は1億にも上りました。
また、高級車2台も退職時に権利を株主のものとしており、減価償却もされていない状態でした。
役員在任中に株価も上昇し会社の発展には大きく寄与しています。
また、一般社員だった頃に所属している会社以外のグループ会社の事務も強要され、1社分の給与で、2社分の仕事をしておりました、もちろんその間残業代も出ておりません。
ほぼ毎日23時まで働いていました。
労働基準法では2年しか遡れないようですが、この分の給与もいただくことはできないのでしょうか?
まずは、
・退職金の支払い請求をしたい件(支払われる可能性があるのか?)
・最後の月の報酬は支払われるのか?
・10年以上前の強要され、仕事をしていたグループ会社分の給与は支払ってもらえるのか
を教えていただきたいです。
宜しくお願い致します。
まず,役員は原則として労働者ではないので,労働基準法の適用ではなく会社法の適用です。
そして,役員報酬の消滅時効は5年です。
そして,役員報酬,退職慰労金については,定款の記載又は株主総会の決議がなければ具体的請求権はありません。
もっとも,役員就任時に株主総会の決議があったのであれば,契約の内容として具体的報酬請求権があり,請求ができると思います。
2社分の業務を強要されたのは役員になる前のことなのですが、前すぎてこちらは請求できないでしょうか?
>・10年以上前の強要され、仕事をしていたグループ会社分の給与は支払ってもらえるのか
10年以上前の話であれば、難しいかと思います。