不倫問題の被害者(男性の奥さん)に、恋愛カウンセラーが訴えられる可能性はありますか?
不倫している人にカウンセラーとしてアドバイスしたら、被害者側に訴えられますか?
私は、不倫専門カウンセラーとして活動しています。
不倫している女性の、恋愛成就と応援を目的としています。
しかし、「不倫問題の被害者(男性の奥さん)に、カウンセラーが訴えられる可能性があるのでは?」と、ふと心配になりました。
今日のカウンセリングで、こんな女性が相談に来ました。
・不倫問題で、示談が成立したが、やはり奥さんと別れてほしいし結婚したい。
・奥さんに、不貞の回数を嘘ついていたのがばれて、慰謝料をさらに請求された。だけど自分は支払いたくないので、弁護士を立てて徹底抗戦している。
例えばこのように、
「示談が成立したが、やっぱり付き合いたいからアドバイスしてくれ」といわれ、もし私がカウンセリングで『彼の気を引くメソッド』的なものをお教えしたら、
弁護士なども巻き込んで、カウンセラー側にも火の粉が飛んできたりする可能性はあるのでしょうか?
特に弁護士がすでに入っているケースでは、メソッドを教えることは可能でも、私にリスクがあるなら絶対に引き受けないほうが良いのかな?
と、悩んでいます。
(私はこれが仕事なので、リスクがないなら引き受けたいというのが本音です)
カウンセラーが行なえることは「彼の気を惹く方法を教える」程度ですが、
もし不倫の裁判などになったとして、女性側がカウンセラーの助けを得ていたとなったとき、
私も裁判に巻き込まれるのでしょうか?
純粋にカウンセリングの範疇の行動をされている限りにおいて(法律相談に立ち入ったりしない限りにおいて)は、
法的に責任を負わされる可能性は低いといえます。
もっとも、カウンセラーをも合わせて訴えてくる人がいないとはいえないので
裁判に巻き込まれるリスクを避けたいのであれば、揉めそうな事案については介入を避けた方がよろしいかもしれません
(弁護士が入っている事案よりも、それ以外の事案の方が法的に勝ち目が無い人を訴えてくる可能性は高い点にご留意ください)
>もし不倫の裁判などになったとして、女性側がカウンセラーの助けを得ていたとなったとき、
私も裁判に巻き込まれるのでしょうか?
「可能性があるか」という意味でしたら、否定はできないと思います。
不倫された側からすれば、
「自分という配偶者がいるにもかかわらず、不倫を成功させるアドバイスをした」ということで、
怒りの矛先の一つになりかねないと思われます(法律的に、勝ち目があるなしとは別に、絶対許せないという感情の問題があります)。
言い方を変えれば、相談者さんがそんなアドバイスをしなければ自分の配偶者は不倫しなかったのに、許せない、
みたいな感じでしょうか。
最終的に、どこまで責任が認められるかは裁判官の判断次第ですが、
不倫という民事的に違法な行為にアドバイスして報酬をもらっているわけですから、リスクとしてはあると思います。