YouTubeのアカウントに自分の実名と侮辱の言葉を使われた

YouTubeのアカウントに自分の実名を使われありもしない侮辱の言葉を書かれました。(苗字名前とも稀な名前です。同姓同名はおそらくいません)
これは名誉毀損に値して訴えを起こせば、アカウント自体の取り消しと、損害賠償請求はできますか?
その場合の手順はどういったものでしょうか。

誹謗中傷対応に注力している弁護士です。

侮辱に当たるのであれば損害賠償請求も可能です。
他方で名誉棄損や侮辱に該当するかは判断が難しく個別具体的事情によって異なってきますので、まずは本当に名誉棄損や侮辱に当たるのかという点から検討が必要かと存じます。

当たるとすれば、発信者情報開示請求を行い相手方を特定することになります。
損害賠償請求は相手方が特定できてからになります。

アカウントの取消しについてはGoogle社と相手方との関係ですので、違反行為を報告することはできますが取り消すかどうかはGoogle社の判断に委ねられます。

ありがとうございます。

内容で、侮辱罪となった時、情報開示請求を行えば相手が誰か特定できるものでしょうか?
こちらで数名相手が検討つく場合は特定しやすいなどありますか?

実際に侮辱に該当し、相手方がGoogle社で、不特定多数が見ることのできる投稿なのであれば、発信者情報開示請求の要件は概ね充たすものと思われます。
もっとも、ログの保存期間の問題もありますのでタイムリミットがある点はご留意ください。遅くとも1か月以内には動き出す必要があります。それでも間に合わないかもしれません。

相手方が誰なのか心当たりがあることは、発信者情報開示の場面ではあまり影響はありません。

相手方が誰なのか心当たりがあるのであれば、発信者情報開示請求を行わずに相手方に直接尋ねて確認するということも考えられます。
相手方がはっきりと認めてくれ、こちらでも確認が取れれば発信者情報開示請求を行わずに済みます。
もっとも、認めるメリットが相手方にはあまりない上、こちら側が対応を検討していることが相手方にわかってしまい、アカウントの削除等に走るかもしれませんので良し悪しです。