離婚慰謝料、減額しない。効果。

慰謝料請求をされています。 
不貞の調査で嫁に、探偵を付けられていました。
2021/9~2022/3頃まで、嫁とは別の女性と頻繁にラブホテルに出入りしていて1月に二回証拠を掴まれました。
・弁護士からの受任通知内容
離婚慰謝料として金400万円。
婚姻費用の支払。
・交際相手側
不倫慰謝料として金300万。

相手側の旦那にバレたらそちらからも請求を受けてしまうので、何とか自分の負担を増やしてでも、交際相手の負担を軽くしたいと思い、400万円から減額交渉をせずに進めようとしています。
相手側は弁護士を雇いました。
現実的に、やり方は間違っていますか?

経緯
去年の夏頃から不妊治療を夫婦で始めましたが結果が出ず借金がかさんでしまった為、治療を断念しました。現在も返済を続けています。最終的には少額ずつ返しつつ治療を続けていましたが総額は100万円に近い負債です。
カードを嫁に預け、国の保証制度で返ってくる分までで使うようにと言っていましたが、実際には保証で返ってきたのが一回目の治療終了時の30万円のみ。
嫁は借金を返済する意思がなく、パートに週三回五時間程度出ているのみ。治療を中断した後も返済を手伝ってくれたのは二回、計四万円でした。
風俗のポイントカードを持っていたり、呑み歩いていたりと不振な行動はありましたので、信頼できなくなっていました。

現状
一軒家の売却査定は取りました。
探偵の調査報告書が一部だとは思いますが、確保してあります。
嫁が私のGoogleアカウントでログインし、マップやフォトから相手女性の写真や車、会っている場所などを確認していました。
嫁の職場でこの件について第三者に話をされており、それを聞いた以降は一緒に出掛けると<あの旦那だ>とその方に見られるのが嫌でなかなか一緒には出れなくなっていました。
離婚後に、これらに関して損害賠償を請求することは難しいでしょうから、やはり今は相手の旦那に知られないように動きたいです。

穏便にことを運ぶ上では、ご方針は悪くないと思います。ただし、人の口を塞ぐことはできないので、相手女性のご主人に絶対にバレないという保証はありません。その後の生活もあるでしょうから、金額については上記のリスクがあることも踏まえた上でご検討された方がよいと思います。
なお、不貞の期間に照らしますと、いずれの慰謝料も裁判で実際に認められる相場よりは遥かに高いという印象です。

法外な金額なのは把握してます…
しかし、同じ金額を払うなら向こうの旦那にではなく、嫁に払いたいと言うべききもちもあります。
トータルの金額は過剰請求にはならないんでしょうか。

トータルの金額というのが離婚慰謝料と不貞慰謝料の合計のことを仰っているなら、相場よりは高そうだというのが、前回お伝えしたとおりの印象です。

お気持ちは分かりますが、相手方男性と奥さんはそれぞれ別々に被害者となるので、奥さんにたくさん払ったからと言って、相手方男性からの請求を免れるものではありません。

相手側の慰謝料は自分が減額しないことで少なく出来ませんか?

できません。正確に言えば、相手方男性から訴えられた場合に、判決で慰謝料がいくらになるかは分かりません。しかし、その裁判で、奥さんに沢山慰謝料を払ったことを主張しても、男性に対しては何ら手当ができていないので、何の意味もありません。
だからこそ、そのリスクを踏まえて奥さんとの和解内容を検討された方が良いと申し上げたのです。

不倫相手が嫁に払う慰謝料を自分が嫁に払う慰謝料の減額をしないことで少なくすることはできますか?別の請求だから因果関係はないのでしょうか?

不倫相手の女性が奥さんから請求される慰謝料は、あなたが支払う金額が大きければ、減らすことはできます。
被害者ひとりが受けた苦痛は不倫当事者二人分で一つの共通したものだからです。
ただし、それによって不倫相手の女性に対する彼女の相手からの慰謝料請求を妨げたり低くすることはできません。

承知しました。回答、ありがとうございます。