婚姻費用の請求について
浪費家の父が、家を売却するから出ていけと、母に迫っています。
別居するに際して、婚姻費用の請求はできるでしょうか。
父、64歳、母69歳。
娘の私が同居しています。
父は精神を病んで、母のすすめで、58歳で早期退職。
現在は、非正規で働いています。
父の退職金2000万円は、父の浪費でほぼ底を尽き、今は父のお給料20万ほどと、元の会社の企業年金、母の公的年金、そして娘(私)からの生活費で、家計が成り立っている状態です。
家のローンが1500万円ほど残っているのでキツイはずですが、父は月に10万円ほどお小遣いとして持っていきます。
それを母が咎めると、「俺の稼いだ金なんだから、口を出すな。この家は売るから、早く出ていけ」といいます。
もちろん、預貯金や、家を売ったお金などは、母には渡さないそうです。
母は私と家を出て別居するつもりですが、この場合、父に対して、婚姻費用の請求はできるでしょうか。
母は収入が年金しかありませんし、私も1人を養うほど収入がある訳でもないです。
父には軽い精神疾患があるようなので、難しいでしょうか。
稼働収入と年金があるのですから、婚姻費用の請求はできるでしょう。
もめるでしょうから、家裁に申し立てるといいでしょう。
>母は私と家を出て別居するつもりですが、この場合、父に対して、婚姻費用の請求はできるでしょうか。
お父様の収入のほうがお母様の収入よりも多ければ、婚姻費用の請求は可能です。
家庭裁判所に婚姻費用分担調停を申し立てれば良いと思います。
一度、弁護士にご相談されても良いかと存じます。
お父様が仕事をされており、その収入があることから、お母様が婚姻費用の請求をご検討されたほうがよろしいかと存じます。
ただ、ご本人同士での交渉には応じないことが予想されますので、弁護士を立てる、家庭裁判所に調停を申し立てるといった方策をせざるを得ないと思われます。
いちど、弁護士にご相談されることをお勧めします。
みなさま、ありがとうございます。
年金も、対象になるのですね。
企業年金がかなり多いようなので、
母も助かると思います。