慰謝料の請求範囲と妥当性について

10代の娘がかつての同級生に対し、SNS上で誹謗中傷にあたる書き込みを行いました。
その書き込みにより被害者の方が気を病んでおり、下記の二次被害が発生している旨、先方のご両親よりご連絡をいただいております。

・被害者が学校に行けなくなった、中退の可能性がある
・親もそのことで体調を崩し通院している、仕事を休むようになり結果職を失った
・書き込みのせいで家庭崩壊を起こしている

被害者のご両親からは刑事告訴、上記被害に対する慰謝料請求の可能性について予告されていますが、どこまで支払うのが妥当でしょうか。

■詳細
匿名で書き込みましたが先方から特定され、先方のご両親から娘の所属する学校へ苦情の電話が入り、事が発覚しました。
学校を通じ電話番号をお伝えしまして、以降は先方のご両親と直接やりとりをしています。

電話にてお子さんの気持ちを傷つけたことを謝り、娘の行動を問題あるものだと受け止めている、娘も反省し二度と起こさないことを誓っているなどお伝えしました。
なるべく早い時期に直接謝罪に伺いたいとお願いしましたが、加害者の都合で決められることに納得がいかない、早く謝って終わりにしたがっている、どちらが被害者かわからないと拒否され、1ヶ月ほど経過しました。
その間、電話とメールでやりとりを行っておりましたが、先方のご都合に合わせて連絡を取らなかったことに立腹されており、また、書き込みによる精神的被害が大きいため、警察への親告、被害への補填(慰謝料請求と理解)を考えている、とのご連絡をうけました。

>被害者のご両親からは刑事告訴、上記被害に対する慰謝料請求の可能性について予告されていますが、どこまで支払うのが妥当でしょうか。

お書きいただいた事情だけだと、そもそもの書き込み内容含めてわかりませんし、
相手方の詳細な主張も検討する必要があります。

できれば、面談相談で詳しい事情を伝えて相談されると良いと思います。

一般論としては、どこまで支払うかという問題については、責任があるのかどうか
具体的に検討する必要があります。

また、仮に刑事事件になるような話であれば、できるだけ穏便に済ませたい、ということで、
民事裁判で予想されるよりお詫び含めて多めに渡す、ということも考えられます。

ご回答いただきありがとうございます。
書き込み内容は個人特定につながるため書けませんが、先方の休みがちだった通学態度を指摘した上で、そんな態度の人間が(例えば)学校の先生になりたいなんて無理だ、馬鹿みたい、といった内容でした。

娘の行ったことは非常に恥ずべきことで、自分のやったことの意味をわかるために刑事告訴され前科がつくこともやむなしと思っております。
金額を多めに払って告訴をやめてもらうという考えは持っておりません。

気になるのは、被害者の方が中退した場合に非は娘にあるのか、ご両親の失職も責任を負うのかということです。
非がある・責任がある=損害賠償を支払うだと理解していますが、個人間での話し合いですと責任を負わなくてよい範囲が判別できず、言われるがままに支払うことになりそうで危惧しております。

また連絡するたびに先方のご要望が変わるため、何を持って完了となるのかわからない状況です。
金額も明示はされておらず、もっと言えばお金を払って欲しいとはっきり言われた訳でもない状況で、「失職した」「ヘルパーを頼んでお金がかかった」「通院で出費がすごい」という表現に留まっています。

専門の方に判断してもらうほうがしっかり解決するだろうと思い、先方のご両親へは「裁判をするのであればそうしていただけると助かります」と伝えている現状です。

>気になるのは、被害者の方が中退した場合に非は娘にあるのか、ご両親の失職も責任を負うのかということです。

ここは具体的な相手の主張も踏まえて判断されますが、
言い分通りの責任が認められない可能性も十分あると思います。

もちろん、公開の掲示板で全部書いてもらうわけにはいかないので、
繰り返しになりますが、できれば近所で面談相談に行ってみるのがいいと思います。

当事者同士でやりとりしても進まないなら、
裁判の提起を待つというのも一つの手です。

再度のご回答心より感謝いたします。
本日弁護士さんの無料相談に伺いまして、下記情報を得ました。
また娘と再度事実確認をしたところ、DMでのやり取りだとわかりました。

・DMには公然性がなく刑事事件として扱われる可能性は低い
・DMの内容によって不登校やお母様の失職が発生したとの因果関係を立証するのは難しいと思われる
・謝罪で済むレベルとも言えるし、早期に解決したいのなら弁護士に依頼して示談もありえるが、先方に裁判する気があるのならそれを待つのもありだと思う(ぶっちゃけほっといていいと個人的には思うとのこと)

私が知りたかったのは娘が追うべき法的な責任範囲でしたので、大まかなことがわかり安心できました。

丁寧にアドバイスいただきありがとうございました。大変救われました。
以上で本質問は閉じたいと思います。