離婚問題のセカンド・オピニオンを頂きたい
セカンド・オピニオンを伺いたいです。
離婚訴訟事件で弁護士を雇っています。
結婚17年目、私立中学に通う15才息子が1人います。医者の旦那より数年前に一方的に離婚を迫られ、その数ヶ月後に旦那が別居を始め現在に至ります(別居期間2年)。別居を始め直ぐに、探偵会社を使い、旦那が不倫していることを掴みました。旦那側の主張は婚姻関係破綻後の女性関係であること、離婚事由は性格の不一致・親族との不和(私と旦那の両親との不和)・婚姻関係破綻です。私の方は旦那が有責配偶者であり、夫婦関係は破綻していないことを主張しています。私は出来れば離婚したくありませんが、もしある程度の金額を貰えるのなら応じても良いと考えています。
そのような状況で、先日旦那側が解決金を提示してきました。解決金は養育費を含め、ある一定金額を支払う(金額は私側が主張した金額で、財産分与と息子22才までの養育費、慰謝料を含む)・不倫相手と私の関係に債権債務がないことを示す確認書・その他万一息子に何かがあった場合や23才以降にかかる費用に関しては、真摯に協議するという内容でした。私の方としては、解決金に関しては納得しているものの、不倫相手との関係を示した確認書の内容には納得出来ず、解決金とは別に慰謝料などを請求したい、今後息子にかかる追加の費用に関してはもっと効力のある文面にしたい等、訂正を依頼したいと考えています。しかし、担当弁護士からは、旦那のこれまでの態度(お金への執着心が酷く、必要最低限以上を要求するなら、息子の私立中学に親権者として連絡をし契約を解除する。また小学生の時から続けているスポーツクラブ等の習い事を全て解約すると主張しています。ちなみに中学校の契約者は私で現在息子は私の貯金を使い通学しています。)を考えると、旦那の気分を損ねると何をするか分からないから、旦那側の主張を受け入れるべきだと、やんわりと説得されています。
長くなりましたが、質問は
・私の担当弁護士は相手弁護士と手を組み、早く離婚問題を終わらせたいのではないか。(意図は分かりませんが、旦那と旦那弁護士の関係は悪く、このままだと旦那側の弁護士は旦那によって解任されるようだと私に相手弁護士の状況を鑑みてほしいとも取れる内容の話を余談として伝えてきました。また、旦那の主張を受け入れなければ交渉決裂になり、息子の学校の契約が解約されたなら、更に問題が複雑になると消極的に思える意見を言われたので、そのように思いました。)
・解決金を一方的に提示し、応じなければ息子の学校等を解約すると主張するが、そのようなことは可能なのか。
・私は今の解決策だと納得出来ず、担当弁護士に私の主張を代弁してほしいが、私の主張は無謀であるか。担当弁護士を変えた方が良いか。
です。他の先生に意見を頂きたく、今回相談させて頂きました。どうぞ宜しくお願い致します。
まず、担当弁護士が相手の弁護士と手を組んでいるというのは通常考えにくいです。少なくとも渡しは聞いたことがありません。
次に、提案に応じなければ解約するというのは、子の利益に反するもので親権者としてあり得ない言動ですね。学校やスポーツクラブに父親が解約の連絡をしてきても、普段連絡を取り合っているお母さんに確認の連絡が行くと思いますよ。
最後に、あなたの主張が無謀であるかは、具体的に話をお伺いしないと回答できませんが、あなた自身の人生ですので、納得の行く解決のためにも、あなたの選択を尊重してくれる弁護士を選んだ方が良いと思いますよ。
橋本先生
早急にご回答を頂き、ありがとうございます。おっしゃるとおり、私自身の人生なので、大切なことをしっかり考えたいと思います。
・手を組んでいるかどうかについて
手を組んでいるというのは通常考え難いです。直接その弁護士から話を聞いていないので推測ですが、
こだわりの強い当事者の場合、間に弁護士がいてもらった方が話がスムーズにいくことは一般論としてあり得ます。
・学校等の解約について
解約そのものができるかどうかについては、実際上難しいと思われます。ただ、法律的にみると、早期解決ができないなら、養育費などについて徹底的に争う、という趣旨だと受け取れます。
・主張について
まず、主張が無謀かどうかについて、主張すること自体が無謀ではないと思いますが、総合的に見て得になりそうかどうかは、詳しく資料を見てみないと判断が難しいです。
判断要素としては、
・争った場合に、法律上、今の提案内容より良くなる見通しはどれくらいあるか
(解約というのは相手方が無茶を言っているとしても、今後法律的に争った場合にこちらの主張が通りそうかどうか)
・経済的な損得とは別に、心情的に納得いくかどうか
の兼ね合いだと思います。
できれば、今までの調停資料を持って面談相談に行ってみることをお勧めします。