故意に激突してきた相手と警察への対応(被害者の立場)
質問内容です
1、示談にすることは自分の身体やダメージに値段をつけるようで気が進みませんが、もしそうならどのくらいの金額が提示可能でしょうか。
2,法的手段を真剣に考えています。弁護士費用はどのくらい必要でしょうか。自分に非は無い為示談金で支払いたいです。
3,有利に進める方法、手順を教えて下さい。
4,警察の調書もすでになんども当日に同じことを聞かれて辟易しています。一度で済む方法はありませんか
5,可能な限り前科をつけてやるか、社会的な立場や仕事からの失墜を望んでいます。しかし警察からは検察が不起訴にする場合もあるとのことですが、不起訴を避ける方法はありませんか。
発生案件です
駅で周りの人と同様に歩行していた際、反対側から歩いてきた大柄の男に勢いよく衝突されました。私は女性で、迷惑な歩行や歩きスマホはしておらず、私にだけ目掛けて故意に胸と体に激突された事に気づき、相手を追いかけ、行った事に対して言うことはないのか?問い詰めると、認め聞き取れるギリギリの声量で謝罪有り。しかしその後逃げ去ろうとするので、ぶつけられた衝撃で体が痛み、足がふらつく状態を自覚しながらも再び追いかけ、別の場所にて追いつき「わざとぶつかられて体に触られました」と周りに伝え、第三者の男性に取り押さえてもらいました。その後交番へ連行し、その男はその後警察署へ。その後警察からは、男はわざとやった、私の見た目や行動、態度に立腹したのではなくたまたま目について故意に激突したことを素直に認めている、また家族と連絡し男本人は他都道府県にある自宅へ帰宅との連絡あり。私は激突直後から眩暈・頭痛・手先のしびれなどがあり、翌日に整形外科診察にて、加療を要する診断書が出ました。診断書は警察へ渡してあります。激突されてから体の痛みは当然ながら完治せず、普段と違う痛みが続く状態になってしまっています。当日は、事件後にあるはずだった仕事を休まざるを得なくなりました。
後日被害者である私の調書を警察にて取られる予定です。私は考え得る最大限の罰を下してもらいたい考えです。
プロの見解・お知恵と、専門家の方からの具体的なアドバイスをお願いいたします。弁護士さんに対応していただきたい案件だと思っています。
1、示談にすることは自分の身体やダメージに値段をつけるようで気が進みませんが、もしそうならどのくらいの金額が提示可能でしょうか。
→相手方が示談交渉を求めてこれば、示談金として、まとまった金額を受け取れる可能性もありますが、いくらであれば納得するというようなイメージはあるのでしょうか?
2,法的手段を真剣に考えています。弁護士費用はどのくらい必要でしょうか。自分に非は無い為示談金で支払いたいです。
→弁護士によると思いますが、着手金が10万円を下回ることはないかと思います。示談金が支払われた後、その示談金の中から支払いたいということであれば、対応する弁護士はそれほど多くはないかと思います。
3,有利に進める方法、手順を教えて下さい。
→捜査状況等が分からないので、何とも言えません。
4,警察の調書もすでになんども当日に同じことを聞かれて辟易しています。一度で済む方法はありませんか
→ありません。
5,可能な限り前科をつけてやるか、社会的な立場や仕事からの失墜を望んでいます。しかし警察からは検察が不起訴にする場合もあるとのことですが、不起訴を避ける方法はありませんか。
→犯行態様等が分からないので何とも言えません。示談が成立しなくても不起訴になる可能性はありますが、示談をしないという選択肢はないのでしょうか?
御回答下さりありがとうございます。
1.現在のところ、精神的なダメージに対する慰謝料含め、少なくとも100万円以上なら、と考えています。ただ、類似の被害は個人的にも公にもいくつか上がっているものの、有罪になったり罰金や示談金がいくら、という明確なケースがなかなか見当たりません。金額が妥当な所と思うべきか、妥当性を見出せるものなのか分からないです。故意にぶつかる行為を取り締まる規則も今のところないので、あおり運転や飲酒運転のように、厳罰化につなげるため、金額は高めでもいいと個人的には思います。
(知り合いの国会議員に上記のようにご相談済です。)
2.そういった制度なのですね。上記のように100万円〜をボーダーで考えており、その1割の10万円〜を先に払って、示談金を受け取り次第自分で相殺するのも良いのではと思いました。
3.捜査状況は、逮捕されておらず被疑者在宅ということしか分かっておりません。
4.ー
5.示談はしない、という選択肢はありません。
優先すべきは、前科が付く状態にする。
二つ目は起訴、と思っております。
処罰感情が強いので、可能な限りの厳罰を与えて欲しいと思います。
分からない事が多く、御返答有り難いです。
可能でしたらまた、お答え下さると有り難いです。宜しくお願い申し上げます。
>示談はしない、という選択肢はありません。
>優先すべきは、前科が付く状態にする。
>二つ目は起訴、と思っております。
>処罰感情が強いので、可能な限りの厳罰を与えて欲しいと思います。
ここに記載されている内容だけで断言することはできませんが、示談が成立したとなると、おそらく不起訴となり、前科はつかないかと思います。
1、示談にすることは自分の身体やダメージに値段をつけるようで気が進みませんが、もしそうならどのくらいの金額が提示可能でしょうか。
→ ケガの慰謝料は、おおむね交通事故の場合と同様に考えます。
通院の回数や期間により、慰謝料の相場は決まっていますが、交通事故と違って故意に衝突されているため、相場の金額に加えて少しの増額はあり得ます。
2,法的手段を真剣に考えています。弁護士費用はどのくらい必要でしょうか。自分に非は無い為示談金で支払いたいです。
→ 後払いが可能かどうかも含めて、費用は事務所によりけりです。
もっとも、自分に非がないから弁護士費用も後払いでというのは、弁護士はあなたの損害発生に関わっていないため、あまり理解を得られないかもしれません。なので、弁護士に直接言うことはおすすめしません。
3,有利に進める方法、手順を教えて下さい。
→ 警察への捜査協力、弁護士から相手方に対する損害賠償請求、という手段になるでしょう。
また、事件により日常生活にどのような支障が出たのかは、具体的に記録化しておくのがよいです。
4,警察の調書もすでになんども当日に同じことを聞かれて辟易しています。一度で済む方法はありませんか
→ 警察や検察に直接要望すれば、ある程度配慮してくれるでしょう。
5,可能な限り前科をつけてやるか、社会的な立場や仕事からの失墜を望んでいます。しかし警察からは検察が不起訴にする場合もあるとのことですが、不起訴を避ける方法はありませんか。
→ 起訴か不起訴かは検察官の専権事項であり、被害者が直接口出しすることはできません。
そのため、事件後の被害の現状を意見書の形で提出するなど、検察官に処罰を促す等の方法になるでしょう。
不起訴処分の後は、検察審査会への申立ての方法があります。
丸山先生
1,示談の金額について分かり易い参考をありがとうございます。
そのような情報を知りたいと思っておりましたので、有り難いです。
一般論ではなく、一般市民に分かり易い尺度をお伝え出来るところに学びを得ました。
2,参考になりました。
ご依頼する際に留意したい点として覚えておきます。
3,こちらも同様に、大変分かり易いご説明をありがとうございます。
繰り返しになりますが、一般的なこと、ではなく、被害を受けて処罰を厳正に行ってもらいたい”依頼者”の望む内容のご返答に感謝申し上げます。
4,上記で、ありません、とお答えを拝見していたので、残念に思いました。
このような方法もあることに良い驚きともに拝見しました。直接の要望を申し出可能なのですね。ありがとうございます。
5,お伝えした内容だけでは当然のことながら結論が出せる話ではないのは当初から理解しておりましたが、処罰を促したり申し立てができる権利があることを教えて頂き、感謝しております。
損害賠償の額については今後の通院期間にもよりますので、現時点では未定と思われます。
厳罰を望むのであれば、被害届のみならず告訴をしておくことも検討対象となります。
ご自身や親族の方が加入される自動車保険や火災保険に、偶発的な事件を補償対象とする弁護士費用保険が附帯されている場合、民事上の損害賠償請求については弁護士費用が基準の範囲で補償される可能性がありますので、保険証券などを確認してみると良いでしょう。