遠方での離婚裁判、老人介護をしている中出席が難しいのですがどうしたら良いでしょうか?

昨日遠方の裁判所から口頭弁論期日呼出状及び答弁書催告状というものが届きました。
長文失礼致します。

結婚26年目の専業主婦です。
主人は勤続年数30年の会社員、役職は部長で約7年前より単身赴任中です。
子供は大学生の息子が一人です。
今現在実家(電車で30分程)には2年前より認知症の母(要介護3)と、昨年末に脳梗塞で倒れ現在入院中(今月末退院)の父(要介護3)がおり、ほぼ毎日通いで母の介護をしております。

年末年始含めあまり帰宅をしない主人より一昨年、離婚を模索中と数行のメールがあり訳がわからず返信を返せないでいるとその数日後、相手方弁護士より手紙が届きました。

主人はから一度も離婚についての話はなく、いきなりの弁護士からの手紙と言うだけで動揺してしまい、私もネットで離婚に強い弁護士を探し大手事務所にご相談をし、お願いをすることに致しました。
コロナ禍と言うこともあり当方弁護士(以後先生)とお会いしたのは初回のご相談のみ、後はメール及び電話でした。

主人とは直接の話合いができないので、明確な離婚理由(何故?)について先生より質問するもハッキリした回答は得られないまま私の離婚の意思が固まらない中、協議離婚に向け話し合い。
その間婚姻費用は振り込まれております。

離婚協議が始まってから約6か月が経過、相手方から離婚協議書が届きこちらからも離婚協議書を作成、あくまでも条件次第で早期離婚に応じるという趣旨で進めていたところ決裂。

専業主婦ということ年老いた父母の介護で仕事もできず、離婚後がとても不安であったので離婚に踏み切れないと先生にご相談するも、
「本来私も娘の大学の費用を払わなければならない中、相手方が娘の大学費用を全額払ってくれている以上ここで決めるのも手ですよ。」と電話で仰って、相手方の要望している離婚協議を進められその2か月後ほとんど連絡がない中
「事務所を来月退所することになりました。」とメールがありました。

訳がわからないまま後任の弁護士先生(電話のみお会いしたことはありません。)にスイッチするも、ほとんどお話ができない中、約1か月後裁判所より連絡があり調停へと。

後任の先生より調停の費用説明、前任者があまり積極的に交渉して頂けなかったこともあり不信感と高額な費用だった為、継続はしませんでした。

調停へは一人で臨みました。
初心に戻りやはり理由もわからない中、働くことができない以上離婚はできないと調停で私の意思を伝えると、相手方弁護士より事情説明書が届きました。
それは身に覚えがないことばかりで、私の人格を否定するあまりにも酷く心療内科を受診しようかと思う内容でした。

私はもちろん不貞行為はありません。主人はわかりません。
主人は単身赴任になった日から別居としておりますが、その間も主人の単身赴任先に遊びに行ったり、主人主催で結婚20周年のお祝いに旅行に行ったりしており、この様な状態になるまで離婚なんて考えたことはありませんでした。

調停も解決には至らず、来月主人が住んでいる単身赴任先の遠方で裁判になります。

質問1 私としては離婚する意思は極めて低いのですがそれでも離婚は成立してしまいますか?

質問2 裁判所からの書類に相手方弁護士の訴状が入っており、
離婚等請求事件 訴訟物の価額 〇百万円 貼用印紙額 〇万〇千円 と記載してありましたがこれは何でしょうか?

質問3 前任者の仰っていたことは妥当でしたでしょうか?弁護士にお願いするにあたり、とても慎重に探しております。こちらの意向と反することを言われても反論ができない性格なのですが、意見は言っても良いのでしょうか?また、裁判所が日帰りではとても遠い場所にあり費用面等を考えると裁判所付近の方にお願いした方が良いのでしょうか?

質問4 私事ではありますが父があと数日で退院します。そうなると右半身麻痺があるので家を空けることが難しい状況です。遠方での裁判にあたり、日帰りできる距離ではないのですがそういった場合どうしたら良いでしょうか?

上記長文、閲覧くださりありがとうございます。
どうしたら良いのかわからず、ご教授頂けたらと思い質問を致しました。
どうぞ宜しくお願い致します。

1,お書きの状況からすると、離婚は簡単には成立しないでしょう。
相手のほうが厳しい状況かも知れませんね。
2,裁判所に納める手数料ですね。
法律で決まっています。
3,裁判所は、主張するところです。
相手の考えを分析して、反論をしないといけません。
移送の申し立てを検討する必要があるかもしれません。
電話会議もあり、ウェブで行う可能性もあるので、あなたにとって、
近い弁護士のほうがいいでしょう。
4,弁護士に委任すれば、あなたが出向く必要はないので、依頼した
ほうがいいでしょう。

内藤先生の回答に補足です。
遠方の裁判所に訴訟提起され出頭が難しいとのことでしたら、移送の申し立てをしてみてはいかがでしょうか。
移送の申し立てというのは、あなたにとって都合のよい場所にある家庭裁判所にて事件の審理を進めてもらえるよう申し立てることです。
相手には弁護士が就いている、あなたには就いていない、そもそも相手は単身赴任をした場所であるのに対し、もともとあなたはあなた方夫婦が暮らしていた場所に住んでいること、あなたはご両親の介護もしなければならないこと等を考えると、相手の都合のよい遠方の家庭裁判所で審理を進めることが公平であるとは言えません。
もちろん最終的には裁判官の判断で決まるので移送が認められないかも知れませんが、一応、移送の申し立てをしてみることをお勧めします。

両先生、ご回答くださりありがとうございました。

ご教授頂きましたこと、参考にさせて頂きます。

誠にありがとうございました。