Twitterアカウントの特定には最低どれくらいの期間がかかりますか?

1ヶ月前、
私が一時期、ある方への不満や誹謗中傷などを書き込んでいた掲示板がご本人に見つかり、自身の誹謗中傷に対して、その匿名掲示板と、同じようなことが書かれていたいくつかのTwitterアカウントの両方に対して警察に対応を相談するという声明を出しました。匿名掲示板の方は警察の力も借りながら、声明から3週間足らずで発信者の1人の特定に成功したようです。

掲示板の書き込みの方はすでに削除してあったのでおそらく大丈夫ですが、Twitterアカウントの方が心配です。仮に声明を出した1ヶ月前に匿名掲示板と同時並行でTwitterの投稿者の捜査が進められていたとして、警察に相談した場合はそれからどれくらいの期間で発信者の情報特定が可能なのでしょうか。

無論時と状況によってまちまちだと思われますが、仮に警察が捜査したとして、遅くともこれぐらい経ったら被害者の方に発信者の情報が伝わるよという目安はありますか?

介在しているプロバイダ会社の数や各社の対応速度,警察の忙しさ等で変わるため,遅くともという期限も申し上げにくいですが,
一般には,捜査開始後,数か月から半年程度で判明することが多いように思います。

石丸先生、ご回答ありがとうございます。

ちなみに、警察は請求者の依頼で発信者の目星がついた後は、一度請け負ったからにはその後の発信者の呼び出し・取り調べまで刑事事件の範囲内で全ておこなってくれるのですか?
それとも、事件性・緊急性がない場合は請求者に特定できた発信者の情報だけを渡して、後の開示請求などは弁護士に頼むよう民事に任せるのですか?

事件性がない場合に,発信者の特定まで行うことはないと思われますが,事件性があると判断された場合に,どこまで捜査を行うかは,事案や,担当警察官次第です。
私の経験では,捜査官が発信者を特定後,①取調べを行い,罰金処分となったケース,②事案が軽微なため,刑事処分はしないが,民事の損害賠償のため,発信者の氏名・住所を,請求者に教えたケース,③②同様の理由で,発信者の送信元IPアドレスのみを,請求者に教えたケース,④刑事処分はしないが,②③と異なり,発信者の情報を,請求者に何ら教えなかったケースがあります。