今すぐは子どもや生活もあるので離婚には応じないつもりですが、どこまで拒否できますか?

夫は長年不特定多数の方と不貞をしてきました。出会い系で探して会っているようです。
気に入った女性には、月に数十万円渡したり、時にはおねだりされると100万単位でお金を渡しています。現在も数人の女性と交際しているようです。
彼の不貞の証拠は何件か持っています。
彼は会社を立ち上げ経営しており、私はそこの取締役になって仕事をしています。複数の店舗があり、収益もある程度安定しています。彼はあまり仕事に出ず、スタッフに任せて 自分は昼間からホテルに女性と出かけます。
社長として方針さえ決めれば、あとはスタッフにさせる それは社長として当たり前で他の時間を何に使おうと自分の特権だという考えです。しかし、ここ数年女性のと交際にめに余るものがあり、私も耐えかねて彼の両親にも相談し、事が公になりました。
彼は離婚を前提に、仕事関係者やスタッフに 「不貞は自分が悪いけれど、それ以上の仕打ちをしてくるので酷い妻に耐えかねて離婚せざるを得ない」と言って回っているようです。それを聞くと 本当に私は酷すぎる仕打ちをする妻になってます。離婚は仕方ない、当然だとなってます。しかし、殆どが嘘です。自分の都合のいいように書き換えています。ただ外堀から固めて私を窮地に追い込もうとしています。
数年前から子どもの進学で別居して週末だけ、家に来ていましたが、公になってから、もう来ない。と言って来なくなりました。

もし離婚になった場合の財産分与としては お互いの資産の半分と聞いていますが、彼はとてもシビアなので、自分のため以外なお金を使うとを極度に嫌がります。財産を解らないように隠すと思います。どうやったら正しく見つけられますか?また会社の株などはどうなりますか?

今すぐは子どもや生活もあるので離婚には応じないつもりですが、どこまで拒否できますか?
→不貞をした有責配偶者からの離婚請求は離婚裁判では原則として認められません。
例外的に①長期間の別居②未成熟の子どもがいない③離婚をしても配偶者が過酷な状況に置かれないといった事情を考慮して離婚が認められる可能性はあります。
どの程度の期間があれば①長期間の別居と判断されるかは事案にはよりますが、裁判例の傾向として7年以上は必要かと思われます。
したがって、お子さんの成人やおよそ7年以上別居期間がない場合は、離婚が認められる可能性は低いと思われます。

さしあたり夫が不貞があることを否定した場合に、あなたの側で証拠をもって不貞を立証できるかが重要になりますので、不貞に関する証拠の収集と確保はされた方がいいでしょう。