借主からの貸家の修理依頼について

築四十年ほどの借家を持っています。解体も考えていたほどの古い物件です。

2年ほど前、借主(夫婦と幼い子2人の4人家族)が見つかったのですが、借主側は改修工事を要求してきました。
家賃約5万円、リフォーム代が約60万円もかかりましたが、住んでくれるのならばと、借主側の要求どおり改修しました。

その後、管理会社を通して借主から、「黒蟻やゴキブリが出るから駆除して欲しい」とクレームが入り、駆除代として15万円ほど支払いました。
そのほかにもこの2年間で、いろいろと指摘されて修理してきました。
とにかく古い家で、それを承知で入居してくれたはずです。

そして今回、更新時期を前に、また借主から修理依頼が入ってきたのです。
今回は、2年前に取り付けた換気扇の紐が切れたので付け直して欲しい、とか、キッチンのスポンジ置きが壊れた、とか、あと、もともと剥離していたキッチンのタイルを張り替えて欲しい、などです。

管理会社から修理するよう連絡が入ったのですが、借主側の要求どおりに修理したら2年前の二の舞になるのではないか…と心配しております。
正直、更新はしないで欲しいと思っています。

黒蟻やゴキブリの駆除費用は、家主側が負担しないといけなかったのでしょうか?
今回、借主の要求どおりに改修しないといけないのでしょうか?

このままでは、2年間の家賃収入よりも修理費用の合計額の方が多くなりそうな状況です。

ご教示いただければ幸いです。

最初の契約書の作成に注意を払う必要がありましたね。
家賃が相場に比してどの程度低いのか、黒アリやゴキブリの発生原因が、
建物の老朽化に起因し、駆除費用がどの程度かかるのか、老朽化をどの
程度承知して入居したのか、いろいろな判断材料が必要なところですね。
あなたに帰せられる義務か、相手の責任範囲か、調停で決めたほうがいい
でしょう。
いずれ建て替えを理由に解約したほうがいい相手でしょうね。
利益をはきだしても。