賃貸アパートの立ち退き料交渉について

約3年間住んでいる賃貸アパートの建て替えにかかる立ち退き料について相談です。
アパートは築28年ほどで、家賃滞納は一切ありません。

昨年冬にアパートの所有者(大家さん)が変わり、文書でその通知が来ました。
数日後大家さんから電話があり、建て替え予定(老朽化と説明がありました)のため3月末までに退去してほしいと口頭で通知がありました。
その際、引っ越し代や転居先の初期費用は全額補填すると言われ、家賃6か月分を立ち退き料として支払うと言われました。また、2月あるいは1月に早期明け渡しした場合はプラスで家賃1~2か月分を支払うとも言われました。
この時点で私は、引っ越し代・初期費用全額と立ち退き料は別として認識していました。口頭だけでは不安なので、今話した内容を文書で欲しいと伝えました。

3日後、直接大家さんが訪ねて来て、建て替え通知の文書ではなく合意解約書を持ってきました。
解約書には立ち退き料として家賃6か月分と敷金全額返還、早期明け渡し金の記載はありましたが、引っ越し代と初期費用については書かれていませんでした。
ですが、年末で時間がないなか転居先を探さなければいけない焦りもあり、その場で解約書に調印しました。

転居先を決めて引っ越し代と初期費用の実費精算について大家さんに確認したところ、解約書に書かれた金額以上は出せないと言われました。
現在のアパートは地域の家賃相場よりも安く、同じ間取りや立地の物件を探すと月1万円ほど家賃が高くなります。
また、インターネット回線の引継ぎができず解約料がかさむといった事情や、建て替え通知から退去期限まで3か月しかなかったことを理由にせめて転居先の敷金・礼金・引っ越し代は実費で補償してほしいと交渉していますが、すでに調印しているのでできないと言われています。

大家さんの言う通り、合意解約書に調印している場合はもう立ち退き料の交渉は一切できないのでしょうか?
ご指南いただけると大変助かります。よろしくお願いいたします。

合意解約書に調印している場合はもう立ち退き料の交渉は一切できないのでしょうか?
>>書面に記載されている内容で一度合意したことが客観的に明らかですから、今からそれとは違う内容での交渉を行うことは困難でしょう(大家として応じるメリットはありません)。
じゃあ居座るのかという選択肢もないことはありませんが、次の物件を決めている以上そうにもいかないと思います。