モラハラ、でっち上げのDVはどう対策したら良いでしょうか?
モラハラ妻と現在、離婚調停中です。
今専門家にも相談していますが難航しています。
こちらは一切不貞行為はしていません。
妻は以前から平気で嘘をつき 虚言癖が有り、でっち上げのDVまで言われ、私が怖いとか有ること無いこと言い、完全に悪者にされ 私の話を一切聞いてくれません。
証拠の録音が有るので それを調停委員や裁判官に聞いて DVがでっち上げだと証明したいのですが 裁判官や調停委員に直接聞かせるのは可能でしょうか?
録音内容としては 私を怖いとか言いながら裏では『あいつ鬱陶しい、本当しばいてやろうか思ったわ』とか 『あいつから(慰謝料)取れるだけ取ってやるわ』『あいつに全部責任押し付けてやれ』とか言う文言が入ってます。
調停中では私の言い分を一切聞いてくれず とにかく録音聞いてください!と言ったんですが『あなたの話はもういいから 婚姻費用払って下さい』と言うのみでした。
婚姻費用も子供と会わせてくれたら払うと言っても連絡拒否されて 払うことも出来ないと説明しても取り合ってくれない状況です…。
①このまま弁解出来ないと 明らかに相手側に悪意があるのに算定表通りの婚姻費用支払わないといけないんでしょうか?
②調停中にDVやモラハラがでっち上げだと証明するために 録音聞いてもらうことは可能でしょうか?
以下、回答致します。気分を害されるかも知れませんが、以下の点を見逃すと最悪の結果になりかねないのでご容赦ください。
①残念ですけど、その通りだと思います。婚姻費用は機械的に算定され、相手が不法行為をしているかはそんなに影響しないからです。
婚姻関係の破綻について原因のある者からの婚姻費用請求はたまに認められないことがありますが、そのためには相談者の方が、婚姻関係破綻事由(この場合は妻の「モラハラ」になるんでしょうか)を丁寧に立証しなければなりません。
②大変な誤解をしています。この録音内容は、相手の性格が悪いことの立証になっているかもしれませんが、相談者の方がモラハラやDVをしていないことの証明になっていません。モラハラ被害者・DV被害者もこのような発言をすることがあるからです。
可能な限り速やかに弁護士に相談・委任して立証計画や方針を練り直してほしいです。一応あと三つ、重要なポイントを指摘致します。
(1)録音を証拠にするときは、裁判所や調停委員に「録音を聞いて下さい!」といってもまず聞いてもらえません。通常は(ⅰ)録音反訳したテキストを書証として提出する、(ⅱ)相手が反訳がウソだと争った場合のみ、録音データを正式な手順で証拠請求する、の手順を踏まないとまともに取り合ってもらえません。
(2)子どもに合わせてくれないと婚姻費用を払わないというのはかなりマズいです。それをすると大抵婚姻費用だけ強制的に取り立てられる羽目になります。
面会交流をしたいのであれば、別途面会交流の調停申立をすべきです。
(3)相談者の方からみてなぜ婚姻関係破綻に至ったのか、その具体的事情を立証しないと訴訟では離婚出来ないことにご留意ください。それが何なのか分からないと訴訟で勝てるか分からず、訴訟で勝てるか分からないと調停で強気に出られるかもわかりません。しかしここの解答欄でそこまでお聞きするのは不可能なので、速やかに弁護士に直接面談をお勧めします。
佐藤先生 丁寧にご回答ありがとうございます!
厳しい内容ですがしっかり受け止めて対策したいと思います。
まずお互い離婚したいと思ってます。
証拠は相手方が故意的にした内容、例えば子供の世話や抱っこして遊んであげようとしたら しなくていい!と何度も断ってきて 育児を全くしないとか子供に愛情がないと主張してきているんですが、裏では『最初から汚い手で触るな』と思っていたという内容があり 家庭をよくしたいから協力して欲しいと言いながら 裏ではそのような発言を 証拠として提出した場合はどうでしょうか?
その他 相手が故意的にわざとやった!と言う会話を反訳して提出するつもりです
反訳書を提出する場合はCDと一緒に提出すれば良いんでしょうか?
離婚をすることについて双方争いがないのであれば、そもそも調停で相手の理不尽な行動や性格の悪さを主張立証すること自体、逆効果です。せっかく条件がまとまれば離婚出来るかもしれないのに、罵り合いになった結果、双方が相手のいいなりになるのは嫌だ、となるからです。
離婚をすること自体は争いがないのに調停離婚が成立しないということは、親権か養育費か財産分与か慰謝料か年金分割か、どれかで合意できていないんだと思います。どの点で意見が違うのかによります。
ありがとうございます!
私の質問の仕方が悪かったです。
相手方が婚姻関係破綻の原因を作ったと証明出来れば 婚姻費用を減額、もしくは慰謝料も逆にこちらが請求出来るでしょうか?
私が離婚調停を申し立てられ 相手方が離婚しないなら裁判だと主張してきました。
親権や養育費は覚悟していますが 何も不貞行為してないのに有責配偶者とされて慰謝料に納得出来ないです。
相談者の方は相手のどのような言動が婚姻関係を破綻させたと考えているのか、それによります。
婚姻費用の減額は、裁判例は不倫した配偶者が、不倫バレたら別居して婚姻費用請求してくるケースが大多数です。それ以外の離婚事由で認められるかどうかはケースバイケースとしかいいようがありませんが、少なくとも子どもの分までゼロになる場合はまれです。
慰謝料については、婚姻関係を破綻させた相手の加害行為が何かで話がだいぶ違います。暴力や不倫だと認められると思いますが、虚言癖では多分ダメです。「モラハラ」の場合は、具体的にどんな言動だったかによります。
逆にでっちあげのDVを理由に慰謝料請求されているのであれば、調停の段階ではDVしていないのだから慰謝料は払わないといい、必要に応じ、DVしていないことの立証や、相手が提出した証拠に対して反証するのがいいと思います。ただ、具体的に何をしたらいいのか答えるのは、調停の詳しい状況を聞かないといけないので、ここでは困難です。
佐藤先生 何度も詳しくありがとうございます!
よく理解出来ました。私の考え方が甘かったと再認識出来ましたので 改めて先生の仰るように対策練ります。
ここではこれ以上の事は書けないので また相談検討してみます。
ありがとうございました!