児童ポルノ被害での慰謝料請求相談

Question

初めまして。
2021年8月頃、9歳娘が夫のスマホでスマホゲームで遊んでいました。
夫のスマホだったので年齢制限などが引っかかっらず、ゲーム内で個人チャットが出来る事など知らなくて、夫が偶然ゲーム画面を見てチャットが判明。
チャットだけでなく、児童ポルノとなる写真や動画も送っていたことが判明
警察に被害届提出し、年明けには逮捕されると連絡がありました。
逮捕前に弁護士から示談交渉があったみたいですが夫婦拒否した状態です。
逮捕前に弁護士が付いているので相手側、私選弁護士がいる状態だと思います。
夫婦とも示談NG、実刑希望は変わりませんが、私は幼い娘に漬け込んだ卑劣な犯罪加害者に慰謝料請求したいと思っています。
しかし、夫は逮捕・報道でこれ以上加害者に関わりたくないと。
理由としてネットに娘の写真･動画が流出し、ネットデータの完全消去は出来ない、慰謝料請求して加害者が激高してリベンジポルノなどの危害が出る可能性があるのでと。
そして、相手弁護士に娘の情報を渡したくないとも言っています。弁護士が依頼者の犯罪加害者に情報を教えるのは弁護士資格剥奪レベルなのは分かるが、100%ではないからと。
慰謝料の金額、弁護士費用の金額、労力に対しての費用的効果に対して加害者へどれだけ追加ダメージを与えられるかが不明なので何とも言えないと言っています。
私は、私選弁護士を雇える経済力があるなら民事で訴え、経済力も奪いたいと思うのですが、夫が慰謝料請求で娘に不利益になる事があるのではと思っています。
夫の疑問解決して慰謝料請求したいので相談させて頂きました。
よろしくお願いします。

奥村 徹 弁護士 · Accepted Answer

児童ポルノ製造罪や強制わいせつ罪（176条後段）で逮捕・起訴されることを前提にすると、逮捕状・勾留状・起訴状に被害者の氏名が記載され、被疑者・被告人に示されますので、完全に秘匿することは困難だと思います。
　検挙後に画像が流出することは、別途リベンジポルノ罪などに問われますのでまずないと思います。
　これらの罪名１県で、余罪・前科が無ければ、実刑になることはありません。
　強制わいせつ罪が立件されると、処分も重くなり、慰謝料も上がりますし、刑事損害賠償命令という簡便な手続きもありますから、
　被害者対策に詳しい弁護士に相談して、重い強制わいせつ罪（176条後段）で立件するように働きかけてもらうことを検討してください。

奥村 徹 弁護士 · Answer

警察とも話しをしていて、私選弁護士には氏名と年齢は伝わってしまう、犯罪加害者には教えない様に依頼しているとの回答でした。
→　逮捕状・勾留状は被疑者に示しますし、最終段階では、起訴状には実名が記載されて、被告人に送達されますから、教えないわけにはいかないでしょう。

素人が法律論を主張しても、警察は取り合わないでしょう。法テラスの被害者窓口に弁護士がいますから、相談してみて下さい。