遺言書の文言の有効性について教えてください。

遺言書を作成しようとしていますがアドバイスお願いします。
【目的】「相談者」夫婦・子なし 夫婦ともに兄弟がおり共に折り合い悪くどちらの方にも財産が渡る事を防ぎたい。
 上記ですが兄弟には、遺留分が無い為、しっかりと配偶者に全財産を相続させるとの遺言書をつくれば問題ないのですが、例えば事故等で【同時死亡】といった可能性がゼロで無い為、そのような事が起きると恐れている事が発生します。
対策として考えているのが、遺言書に
『万が一 事故やその他の条件・状況で相続人が相続できない場合は遺言書に記された遺産はすべて国庫に贈与する。 この遺言書を相続人同意の元に作成する。』
との文言を有効性が認められれば記載したいのですがいかがでしょか?

遺産を公共団体に遺贈することは可能ですが,通常は地方自治体(居住している市町村)が多いようです。お住まいの市のHPにたいていは記載がありますので,「○○市 遺贈」などで検索してみると,どういう条件で遺贈を受け付けるかが書かれていると思います。
なお,不動産の遺贈を受け付ける地方自治体は稀ですので,遺産に不動産がある場合は専門家に相談した方がいいでしょう。実際,不動産を住んでいる市に遺贈するという遺言について,市が遺贈を放棄したため結局遺言者の本意でない人に遺産が渡ったケースがあります。

被相続人の生前に相続放棄をすることはできません。相談者様の言われている文言があったとしても法的には効力がありません。生前贈与するなどの別の方策を検討してみてください。