夫の離婚要請を拒むのがお利口ですか?

今年に入って夫が一方的に家を出て行き別居しておりましたが、夫は過去に不貞疑惑があった為今回その時からのお相手の方とまだお付き合いが続いてる可能性も考え探偵さんに調査依頼をし潔白が証明され一度2ヶ月弱ですが夫は平日のみ自宅に戻り休日は実家に帰る生活を送っておりました。
しかし先日夫が弁護士に依頼をし私に内容証明が届きその内容証明には別居開始の通告等が記載されておりました。

即座に私も弁護士さんに相談行きましたが、慰謝料の請求も難しいのと財産分与もそんなにまとまった額は貰えない事を考慮し離婚を拒否し続ける事を推奨されました。

たしかに結婚後専業主婦として家庭を守って働きには出ておらず、4年程前に一軒家を購入した為夫婦の財産は100万弱程度ですし、私の収入は夫に頂いてる婚姻費用と精神的疾患を患っておりますので、障害者年金を2ヶ月に一度97000円程度で私のみの収入は年間55万程度です。

障害者年金を貰えるようになったのも3年程前からで、運が悪いのかその頃から貯金が増えるどころか自然災害の被害で車の買い替えが必要なのと飼ってるペットの体調不良で出費ばかり増える一方になり貯金が大幅に増やす事は困難になりました。

因みに私が知っている限りでは、夫は来年度から海外に5年間単身赴任での駐在が決まっておりますが、コロナの影響なのかまだビザ取得も出来ず会社側からの航空チケットも渡されてない為いつ日本から離れるか日時がまだハッキリしないと先週聞いておりましたが、その数日後このように別居通知の内容証明が届く事態に陥った為本当に海外へ単身赴任にて駐在の辞令が下りていたのか真実は謎の状態ではあります。

しかし相談した弁護士さんには夫が海外駐在してしまえばこの内容証明の一件は白紙になる為まずはそこまで旦那が離婚をする気はないと足掻いて引き伸ばして下さいとの助言でしたが、本当にその手段がベストなのでしょうか?

弁護士さんは何故我慢して離婚を引き伸ばす方法をを推奨するのか他にも明確な理由がありましたら教えていただけますでしょうか?

夫は喧嘩するたび暴言を吐き後々言いすぎと思っても絶対に謝罪をしたくない性格で謝罪を受けた事は一度もありません。
これは言葉のDVに該当しないのでしょうか?

早期の離婚を避け、できる限り離婚成立を引き伸ばす目的は、「婚姻費用を確保すること」にあるのだと思われます。
 「婚姻費用」とは、簡単にいえば生活費のことです。
 夫婦には互いに扶養義務があるため、離婚が成立するまでの間は夫がご質問者様に対し婚姻費用を負担する義務があります。
 この義務は離婚が成立すると消滅するため、できる限り婚姻費用を受領するためには離婚の成立を引き伸ばすことが得策です。

 早期に離婚が成立した場合、夫から婚姻費用を受領することもできず、財産分与等の金銭給付もさほど期待できず、ご質問者様が経済的に困窮してしまうリスクがあります。
 金銭的な面だけを考えるのであれば、できる限り離婚を先に延ばし、婚姻費用を受領し続けた方がメリットがあります。
 
 もちろん、金銭的なメリットを放棄してでも離婚を成立させたいと考えることもあり得ると思います。
 この場合には、離婚のメリット・デメリットを十分の検討し、その上で離婚を求めることも仕方のないことです。

下大澤 優弁護士様
御回答ありがとうございます。

追加質問なのですが、ここ数年夫婦間のトラブルによる犯罪が急増している為、私も離婚を引き伸ばす為に拒み続けていると夫犯行に及んだらどうしようといった不安も正直あります。
夫に接近禁止を下す事は可能でしょうか?