調停不成立の判断と、訴訟への流れについて教えてください。
調停不成立の判断と、訴訟への流れについて教えてください。
離婚調停を申し立てられています。
1回目の調停は体調不良だったため裁判所へ連絡し、欠席しました。
翌週、2回目の調停の連絡がありました。
2回目の調停は、前回から5日しかたっていません。
まだ体調が良くないので出れないと伝えたところ調停係の方に、無理してまで来る必要はないと言われました。
1.この場合、調停不成立とされてしまうのでしょうか。
もし不成立となるとしたら、最終的に誰の判断になりますでしょうか。
2.不成立となった場合、申立人は即座に離婚訴訟の手続きをすることは可能なのでしょうか。
3.体調不良であっても不成立になるくらいなら、無理してでも出席した方が良いのでしょうか。
4.可能な限り期限をのばしてほしいのですが、そのような方法はございますでしょうか。
5.また、通っている心療内科の先生に診断書を書いてもらい提出しようと思うのですが、問題ないでしょうか。
1について
2回連続欠席だったとしても、裁判所にきちんと連絡を入れて、出席して話し合う意思があることを伝えれば不成立になる可能性は低いのではないかと考えられます。
調停の不成立は、2人の調停委員と1人の裁判官の3人で構成される調停委員会としての判断になります(裁判官の判断が大きく影響します)。
2について
離婚調停が不成立となると、不成立証明書が発行されるようになります。この証明書があれば相手方は適法に離婚訴訟を提起できることになります。ただし、離婚訴訟になったとしても再び調停に付される可能性もありますし、そもそも離婚訴訟は訴訟を提起してから実際の裁判が始まるまでは1ヶ月以上かかるのが通常です。
3について
体調不良を無理をする必要はないかと思います。体調不良で行けないということを裁判所によく説明しておくか、弁護士を代理人に選任すれば、代理人のみを出頭させることも可能です。
4について
期日をできるだけ延ばすのには、事情次第ですが、次回期日を決めるときにできるだけ先にしてもらう方法と、すでに決まっている期日を延期してもらうという2つがありえますが、すでに決まっている期日の延期はなかなか認められにくい面があります。
5について
体調不良でいけないことを説明するにあたって診断書の提出ということは方法としてありえます。
相手に見られたくない記載内容がある場合には、その旨裁判所に説明をして相手方に開示されない方法で提出することが必要となります。
1.この場合、調停不成立とされてしまうのでしょうか。
もし不成立となるとしたら、最終的に誰の判断になりますでしょうか。
調停委員会の判断になります。
2.不成立となった場合、申立人は即座に離婚訴訟の手続きをすることは可能なのでしょうか。
はい。
3.体調不良であっても不成立になるくらいなら、無理してでも出席した方が良いのでしょうか。
そこは相談者のご判断だと思いますが、無理してまで出席はしないほうがよいと思います。
事情を裁判所に伝えてみてはいかがでしょうか。
4.可能な限り期限をのばしてほしいのですが、そのような方法はございますでしょうか。
事情を話して、延ばしてもらえるようお願いすることになると思います。
5.また、通っている心療内科の先生に診断書を書いてもらい提出しようと思うのですが、問題ないでしょうか。
それは構わないと思います。
安田先生、原田先生、ありがとうございます。
ただ、体調不良により1回目を理由に欠席しまいした。
その日から5日後にまた調停の日が決まるなどということはありえるのでしょうか。
私は12月上旬くらいなら体調を整えて出席するつもりです、と伝える予定です。
もし事情を伝えるとしたら担当の書記官で、申立人に上記の内容を伝えられるのは事前に電話ではなく、調停の場で伝えられるのでしょうか。
裁判所に説明する場合、書記官に伝えるしか方法はないのでしょうか。
その日から5日後にまた調停の日が決まるなどということはありえるのでしょうか。
ありうるのはありうると思いますが、あまりないと思います。
もし事情を伝えるとしたら担当の書記官で、申立人に上記の内容を伝えられるのは事前に電話ではなく、調停の場で伝えられるのでしょうか。
いずれもありうると思いますが、相談者が欠席することが分かっているのであれば、事前に伝えるのではないでしょうか。
裁判所に説明する場合、書記官に伝えるしか方法はないのでしょうか。
担当書記官がよいと思います。