有給休暇と処分について

有給休暇の取りすぎ(範囲内)という理由で減給処分を受けると勧告されました。
こういった処分は違法ですか?

一般的に有給休暇の取得を理由とする減給処分は違法で無効になるかと思いますので、話し合いで解決できないようであれば、労基署や弁護士に相談することをおすすめいたします。

有給休暇の取得は労働者の権利ですから、有給休暇の取りすぎ(範囲内)という理由で減給処分を行うことは、減給処分という懲戒権の濫用となります。使用者側に厳重に抗議し、もしもそのような懲戒処分がなされた場合には、信頼できる弁護士に相談して、懲戒処分の取消しを求めることをお勧めします。

完全に違法です。
とはいえ,会社に文句を言えばおそらくパワハラが始まります。
そこで今後の対応ですが,まずは会社とのやり取りをメール,ラインなどでする,録音する,会社があなたに送ってきた通知のたぐいは保存する,社内メール(会社を辞めたら見られなくなるメール)などでの連絡(恫喝)はメールを写メしておく,などを勧めます。
次に相談先ですが,弁護士に懲戒処分の取り消し訴訟を依頼するのは費用対効果が悪すぎるので,まずは,労働事件を労働者側で戦う弁護士(労働弁護団などに加入している弁護士)に相談するか(労働弁護団は無料のホットラインを開設しているのでネットで調べてみてください),個人で加盟できる労働組合に相談しましょう。