離婚訴訟に勝てる可能性について
離婚協議中でしたが、夫側が離婚訴訟を提起したとの連絡がきました。
離婚することに関しては双方合意しています。財産分与について意見が合わずそのような流れになりました。
内容としては、4年前購入の持ち家（共同名義）を夫の名義にしたいとのことです。
ローンも2000万ほど残っております。オーバーローンになるかならないかギリギリの査定でした。4年前お互い500万ずつ頭金をだして購入しました。
夫側はこちらに200万円払うかわりに家の名義を譲ってほしいとのことでした。
その要求に対して、逆にこちらは子供２人もいるので、同じ条件で200万夫に払うので、こちらに家の名義を譲って欲しいと返しました。
その後、訴訟の連絡が来ました。
裁判をしてこちら側の要求が通る可能性はどのくらいあるのでしょうか？
離婚訴訟においては、通常は婚姻関係財産一覧表というものを双方が提出した資料をもとに作成していきます。
その一覧表は、どちらの名義で、どれだけの共有財産があるかということを計算し、共有財産の残高が多いほうが少ない方にいくら支払うべきかを計算する表となります。
したがって、判決となった場合は、ご自宅のみならず、他の共有財産も合わせて、残高が多いほうが少ない方に対して、一定の金銭を支払うように命じる内容の判決となると考えられます。
ご自宅の持ち分の名義や、ローンについては、判決ではその処理方法が命じられることはないと考えられます。
したがって、200万円を払うことを条件に名義をどちらかに譲るという解決を目指す場合は、訴訟内において和解交渉をした上で、双方で合意に至る必要があると考えられます。