【至急】ブログ記事の著作権侵害の定義と法的措置の可否について

著作権侵害について、下記の私の状況が著作権侵害されている状態にあてはまるかどうか、専門知識のある弁護士様いらっしゃいましたらご回答お願いいたします。

私が被害者側、発覚したのは先週の土曜日です。

・対象となる記事(Webページのテキスト)内容が盗作 / 剽窃 / パクリ?にあたるのかどうか
・盗作や剽窃にあたる場合、何か法的措置を取ることは可能か
・法的措置を取ることができた場合、どれくらいの工数(時間と金額)がかかりそうか
・そもそも20代の個人事業主でも弁護士さんに相談を受け付けてもらえるのか

詳細は下記の通りです。

現在個人事業主のライター・編集として仕事をしており、その一環として自分のサービス(講座)を提供しています。スタートしたのは去年の10月です。

先日、自分と似たようなサービスが販売され始めました。講座の内容・サービス体制などが似通っており、ほとんどパクリに近い状態です。サービス体制などは同じだが、取り扱うメインテーマが違う、という形です。

百歩譲ってサービス内容が似通うのは仕方なく、まだ許せるのですが、その講座の紹介文と画像を90%近くパクられている状態です。

そのまま一言一句同じ訳ではないのですが、例えば各一文の中の単語を少し変え、Webページ内の文章の構成・表現の仕方・語尾・伝え方などはまったく同じ状態です。パクリというよりは、剽窃に近い印象です。
(画像に関してはほとんど同じデザインです)

見た人によっては、相手の講座を私の講座と勘違いして受けることもあるのではないか、というレベルです。

ただ一言一句同じ訳ではないので、盗作(コピペ)されたといえるのかどうか、判断ができない状態です。またどこからどこまでを盗作として法的措置を取ることができるのか分からず、ご相談させていただきたいです。
対象のWebページのスクショとPDFは取得しているため、万が一変更されても変更前の似ている文章をお見せすることは可能です。

1 法的措置の可能性について
(1)結論
著作権侵害を理由に、差止めないし損害賠償の請求ができる可能性が高いので、お持ちの資料持参し、費用及び工数の件も含めて弁護士に相談されるのが良いかと存じます(初回相談無料という弁護士も多く存在しますので活用されてはいかがでしょうか。)。
(2)理由
講座の内容・サービス体制それ自体は、著作権の保護の対象となる著作物ではありません。それゆえ、講座の内容や・サービス体制が類似していても、それ自体では著作権侵害の成立を認めるのは難しいと考えられます。
他方、講座の紹介文と画像は著作物として著作権により保護されます。したがって、単語を少し変えこれをコピー(著作権法上は、「複製」と呼ばれ、全く同一のものを作成する場合のみならず、類似物を作成する場合も含まれます。)すれば、著作権侵害ということになります。もっとも、実際に貴方がパクられたと考えている文章や画像が、著作権法上違法とされるコピー(複製)に当たるか否かは、どのくらい似ているのかの程度にもよりますので、この場で確定的なお答えをすることはできません(一般論としては、単語を一部変えた程度であれば、「複製」といえる可能性が高いと考えられます。)。

2 相談を受け付けてもらえるか・具体的工数について
一般的には、20代の個人事業主の方であっても全く問題なく受け付けてもらえるはずです(もちろん、個々の弁護士や法律事務所の方針にもよりますので、必ず受け付けてもらえるわけではありません。)。
工数としては、警告書の送付のみで済むか、訴訟等の裁判手続まで行うかによって変わってきます。警告書の送付のみであれば、2週間程度あれば可能でしょう。訴訟までやる場合には、半年~1年は覚悟されたほうがいいかと思います。
金額は、人によるので何とも言えませんが、着手金20~50+成功報酬として経済的利益の数パーセントといったところでしょうか。

①対象となる記事(Webページのテキスト)内容が盗作 / 剽窃 / パクリ?にあたるのかどうか
については、ご相談者様の特徴的な表現部分が再現されていれば、著作権侵害にあたると考えます。すなわち、ご相談者様の記事内容がオリジナル性の高いものであったり、相手方の盗用割合が多い場合は、著作権侵害にあたる可能性も高くなると思います。
もっとも、これについては、実際に対象記事等を確認比較する必要がありますので、あくまで、一般論となります。

②盗作や剽窃にあたる場合、何か法的措置を取ることは可能か
については、法的には、差止請求、すなわち、相手方に同じ表現を使うことの中止や、損害賠償を求めることが可能です。更に、著作権侵害は、刑事罰の対象にもなっているので、場合によっては、刑事告訴なども選択肢として考えられます。

③法的措置を取ることができた場合、どれくらいの工数(時間と金額)がかかりそうか
について、まず、所要期間については、相手方の出方にもよります。具体的には、相手方が素直にこちらの要求に応じるのであれば、早くて1か月程度かと思いますが、裁判まで行うとなれば、半年以上はかかると考えます。
費用については、始めに支払う着手金と事件に成功した場合に支払う報酬金が必要ですが、依頼する弁護士と、相手方に求める内容にもよります。損害賠償請求の場合、多くの場合、請求額に所定割合を乗じた金額が基準になると思います。

④そもそも20代の個人事業主でも弁護士さんに相談を受け付けてもらえるのか
については、弁護士によります。
紹介者からの相談しか受けないという方針の弁護士もいますし、広く相談を受けるという方針の弁護士もいると思います。