成年後見人による不動産(実家)の売却について
よろしくお願い致します。
私の母(81歳)の成年後見人(母の住所地の弁護士)により、実家の土地(母名義・古家あり)の売却手続きが進行中です。
先日、「1,830万円で買い手が決まった。6月中に必要な私物は引き上げてほしい。」との連絡が弟にありましたが、この売却価格は不当に安いのでは???というのが私と弟の共通認識です。
このような場合には、私どもとしては成年後見人の成すままとするほか無いのでしょうか?
私の母は7年程前から入院しており、寝たきりの状態で認知症も進んでいます。退院出来る見込みは無く、現在入院中の病院にて最期を迎えることになります。
母は7年前に倒れ救急搬送されるまで実家にて一人暮らし。父(母の夫)は亡くなっており、子供は私と弟の2人で、2人とも遠隔地居住です。母の資産としては、預貯金はほぼ無し・実家の不動産のみ、収入は遺族年金のみです。
母の毎月の入院費は、母自身が受給している遺族年金・不足分を私と弟で負担しております。
長期に亘る入院費の負担軽減のため、弟と相談のうえ実家の売却に向けて3年前に動き始めました。当初は、弟が母の成年後見人になり売却手続きをするつもりでおりましたが、遠隔地居住とのことで母の居住地の弁護士が選任(H29.10月)され実家の売却の方針も一致しました。
後見開始後も母の入院費の支払いは当面はそれまで通りとのことで、母の遺族年金(成年後見人の弁護士により振込)+不足分(私と弟にて負担)を弟名義の口座からの引き落としが続いています。(成年後見人の弁護士による母の年金分の振込が何度か遅れ、弟が催促したこともあったとのこと。)
今回の売却価格は1,830万円(7月中に契約予定とのこと)ですが、H28.3月に弟が大手不動産会社へ依頼したときの査定価格は約2,600万円(解体費込)でした。
査定してから3年以上経過しており地価は流動的なものと重々承知しておりますが、差額がこれほど大きいことには私も弟も驚愕いたしました。
また、WEB検索にて実家と同地区の似た条件の最近の取引情報を確認したところ、ほぼ3年前の査定価格と変わらない売買価格を確認しております。
弁護士の先生を相手に揉めてもゴネても勝ち目は無いと弟とも話しておりますが、このような場合はやはり私どもには何も手立ては無いのでしょうか?
価格が相当でないことについて、資料を添えて、家裁に
上申書を出すといいでしょう。
そうすれば、家裁も、弁護士の意見を聞いて、調整する
でしょう。
内藤先生、貴重なアドバイスをいただき、感謝申し上げます。
上申書について、弟とよく相談してみます。
本当にありがとうございました。