加害者の誠意ない対応になにかできないか考えております
<事象>
父親が昨年バイクにて通勤中、停止線に止まっていたところ、バス運転手がスマホ操作をしながら運転し、
父を轢き、数か月の植物状態後、亡くなりました。(なので父の過失は0です)
私には母と妹がいますが、妹とは元々不仲。
そして母とも事故を機に絶縁状態になり、父の病院すら教えてもらえず、葬儀も呼ばれませんでした。
保険会社のやりとりも一切教えてもらえませんでした。
なのでまだ保険会社と賠償まではいっておりません。
また刑事裁判も最初に委任した知り合いの弁護士の無知から既に終わっており、
執行猶予付き判決でした。
(当方は被害者参加制度にて裁判参加希望でした)
また加害者は事故直後は土下座し、一生償うと発言。
裁判でも「事後対応はきちんとする」とのことでしたが、
調書で「普通免許だけは取得したい」と発言。また私が刑事裁判に参加しなかったために
都合のよいことを発言していました。
また手紙がきて内容をみると誠意として「毎日お祈りする」「お金が貯まったら寄付する」と
あまりにふざけた発言で人を一人殺して、家族も滅茶苦茶にした者があまりに誠意のない対応です。
また賠償金もバス会社の保険が適応され、加害者は全く被害がないのが現状です。
<対応>
是が非でも加害者に社会的制裁(明確な被害・犠牲)を与えたく、
何か方法はないかご相談させてください。
大変お気の毒ですが、報復の目的を前面に打ち出して弁護士に相談されたとしても職務倫理上われわれ弁護士としてはご協力しかねること、また、法律ができることに限界があることをご理解ください。
あくまで国が法律により認めている、民事・刑事・行政分野の不利益しか相手方には与えられません。
民事では損害を賠償する義務があります。今回は保険金が出ていますので、保険会社から加害者に対し、いわば立て替えた分を払えという形で請求が行っていることでしょう。
刑事では刑事裁判により科せられる刑罰ですが、これは終わっています。
行政分野では運転免許の取り消し、一定期間の免許再取得禁止など。
法的には、相手方にはこれらの不利益しかないのです。
そして、法は「自力救済」つまりリンチ(私刑)を禁じていますので、あなたが加害者の住所氏名顔写真をネットに上げたり、加害者を刺したりすれば、あなたが罰せられたり損害賠償義務を負ったりすることになります。
やり場のない怒りに対し冷徹な事実を申し上げることは気が引けますが、弁護士の端くれとして、せめてご質問への回答だけでもお届けします。
あなたに何かしらの心の平安が訪れることを願ってやみません。