torrentでの違法ダウンロードについて
契約しているプロバイダーから発信者情報開示に係る意見照会書という書類が先日届きました
呪術廻戦という漫画とアニメに関して請求者代理人がP2PFINDERというツールで調査をしたところ、私の契約しているIPアドレスからファイル共有を行っていることがわかったという内容です
損害賠償請求権の行使のために必要であるため開示を請求しますと書いていました
インターネットで調べると無視してもよいという情報もあればすぐに示談を進めなければならないという話もあり混乱しています
プロバイダーに聞いたところ、弁護士に相談してくださいということでした
今後、どのようになってしまうのでしょうか?
損害賠償というのはいくらくらいになりますか?家族や仕事もあり警察沙汰になるのは避けたいです
まとまりがなく申し訳ございません。漫画やアニメはたしかにDLしてしまっていました
今後がどうなるのか不安でしかたありません、詳しい弁護士の方からお話を伺いたいです
早速のご回答ほんとうにありがとうございます!
ぜひ直接相談させていただきたいと思いますのでよろしくおねがいします
突然プロバイダから書面が届き驚かれたことかと思います。
当該漫画やアニメをダウンロードしていた事実があるということですので、それを前提にご回答させていただきます。
P2PFinderというツールの調査結果は、裁判例や実務上その信用性が認められています。
そのため、ご相談者様がプロバイダからの意見照会に対して不同意の回答をしたり、無視したとしてもプロバイダの判断で個人情報が開示される可能性が非常に高いといえます。
損害賠償の金額は、当該作品のダウンロード数によって決まる場合が多いです。
人気作品の場合はダウンロード数が多く、民事訴訟においてはかなり高額の請求額となることが予想されます。
また、著作権侵害に関しては、
十年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金又はこれの併科(著作権法119条1項)という重い刑事罰が定められております。
無視や不同意の対応をしてしまうと、請求者側が個人情報の開示を受けた後いきなり民事訴訟や刑事告訴の手段に出る場合もあります。
そのようなリスクを避けるためには、速やかに弁護士に示談交渉の対応を依頼し民事訴訟や刑事事件に発展させない形での解決ができないか模索していただく必要があります。
まずは、届いた意見照会書を元に、発信者情報開示請求への対応を取り扱う法律事務所にご相談されてください。
弊所にご相談いただいても問題ございません。