高額慰謝料を狙ってきている妻

1年半ほど前に出会い婚姻期間約1年の妻の相談です。
元々不安症な部分もあり一緒に住んでからは気性が激しく、ちょっと言い合いになるとすぐに「別れるからっ!」と家出(実家へ)の繰り返し。
前妻との子に対する嫌がらせ等もあり、嫌気がさしこれ以上の継続は無理と思っていた矢先、家出最中にいきなり「婚姻費用請求」が届きました。続いて「(精神的苦痛における)慰謝料請求」なるものが。
逆にこちらから離婚請求申し立てをしたいのですが、喧嘩の際に逆上して刺されそうになった為こちらも一度手を出してしまったことがあります。(勿論その一度でDVなどはなし)。

私たちに子供はなく相手はパートで経済力がないわけではなく、しかも実家暮らし。
対してこちらは子供への学費と家賃生活費負担があり、高額な婚姻費用のせいで現在子供への支援も出来ず困窮状態に。
その後、相手弁護士から「200万の示談金を支払うなら離婚に応じてやる」旨連絡が。

1)勝手に出ていった。妻自身パート収入もある。自分は子供の扶養がある。このような場合収入による婚姻費用算定額から減額が叶うのか?

2)そして性格の不一致という名目で離婚請求は出来ないようですが度々の家出などこちらも精神的苦痛を被っているので、そこを主張すれば離婚請求は認められるものでしょうか?(暴力されたと言ってるようなので有責になるのか不明)

3)互いに手が出ての喧嘩で平手打ちはしたが、相手は全く別部分の”あざ”が出来た画像保存し「これまでの精神的苦痛」に加え「暴力」だと虚偽画像を盾に慰謝料請求している。200万もの高額慰謝料が発生するのは納得できないし断固拒否するつもりですが、弁護士からの示談金は妥当なものなのか?
また虚偽の殴られた箇所の証言に対し、「してないことの証明」は難しいがどうしたらよいかもお願いします。

4)示談金について拒否するつもりでいるが、払わなければ離婚に応じないと。
その場合、離婚請求可能な別居期間約3年間と仮定した場合の婚姻費用支払い額とほぼ同額で手を打つという意図でしょうか?相手弁護士はそこを天秤にかけて請求してきたと考え、受け入れたほうが得策なのか?

5)仮に一定期間の別居期間を設けた後、離婚請求を起こしそこでも離婚に応じない場合、裁判判決は出ず、両者合意するまで永遠に争いが続くのでしょうか、そしてその先決着まで永遠に婚姻費用を払う必要があるのか?

良いアドバイス、解決策があれば教えてください。

詳しいご説明ありがとうございました。
現在調停になっているので1,2,3については辛抱強く説明していきたいと思います。
4については相手はどちらにしても同等額の「金」を引き出すための手口なので「裁判官がどこかの段階で判断」とのことで安心しました。
今後の調停次第で依頼するか検討してみます

>1)このような場合収入による婚姻費用算定額から減額が叶うのか?

最終的には裁判官の判断ですが、子を扶養していることなどを考慮して、
算定表そのままよりは減額される可能性はあります。

>2)度々の家出などこちらも精神的苦痛を被っているので、そこを主張すれば離婚請求は認められるものでしょうか?(暴力されたと言ってるようなので有責になるのか不明)

ここはまさにケースバイケースで、状況次第です。
刺されそうになったなど、諸般の事情を考慮して判断されます。

>3)弁護士からの示談金は妥当なものなのか?
また虚偽の殴られた箇所の証言に対し、「してないことの証明」は難しいがどうしたらよいかもお願いします。

・示談金については、平手打ちで200万円を高いとみるか、後腐れなく早期に離婚できるなら仕方ない、と考えるかは難しいところだと思います。
・してないことの証明はおっしゃる通りできませんので、相手がこちらが「した」ことを証明しようとし、それに対して矛盾点を指摘するなどして反論していくことになります。

>4)離婚請求可能な別居期間約3年間と仮定した場合の婚姻費用支払い額とほぼ同額で手を打つという意図でしょうか?相手弁護士はそこを天秤にかけて請求してきたと考え、受け入れたほうが得策なのか?

・意図については、その可能性もあるし、他の意図かもしれません。
・得かどうかは、質問3にも関係してきますが、具体的事情(婚姻費用はいくらくらいになりそうか、など)も加味して検討することになります。

>5)仮に一定期間の別居期間を設けた後、離婚請求を起こしそこでも離婚に応じない場合、裁判判決は出ず、両者合意するまで永遠に争いが続くのでしょうか、そしてその先決着まで永遠に婚姻費用を払う必要があるのか?

はっきり何年とは言えませんが、別居が長期化した後、どこかの段階で裁判官が離婚を認めると思われます。

対応について、できれば面談相談をお勧めします。