嫌疑不十分で不起訴。実名報道での被害。相手に対してできることは?
先日、強制性交の疑いで逮捕され、顔写真と実名での報道をされてしまいました。
被害者の方とは示談となり、嫌疑不十分で不起訴処分になりました。
示談の内容は、強制性交に関しては事実に反することだと主張し、それまでの言動について謝罪する形で弁護士さんに示談書を作成してもらいました。
相手方は性交に関して、強制ではあったが許すような言動や素振りをとっていた、という主張で示談に応じました。
社会への早期復帰の為に、弁護士の方と相談のもと示談という形をとりました。
ただ顔写真と実名の報道によって、通っていた学校は退学となり、アルバイト先も解雇となり、弁護士費用や、示談金で借金まで抱え、精神的に追い詰められておかしくなりそうです。
自分はこんな思いをしているのに、相手はお咎めなしです。
示談を取り交わし、不起訴処分になった今、相手に対して何かできることはあるのでしょうか?
相手の女性は、部屋にコンドームを常備、事件の後も出会い系アプリを使い自分の友人と連絡をとるなどしていて、悔しさや苦しさでおかしくなりそうです。
示談書の内容は、膣内射精したことへの謝罪、その後の連絡をとらなかったことへの謝罪です。
自分の主張は合意があったと伝えていて示談という形になった場合は、相手も合意があったことを認めた。ということにはならないのでしょうか?
示談書を、弁護士に見てもらい、慰謝料請求が可能かどうか、検討して
もらうといいでしょう。
また、不起訴の理由がわかるといいですね。
刑事事件としては、嫌疑不十分で不起訴処分となったとしても、民事事件であなたが訴えた場合に、強制性交がなかったのにあったと相手が嘘を言ったために、あなたが逮捕勾留されたと認められるかは分かりません。
「相手方は性交に関して、強制ではあったが許すような言動や素振りをとっていた、という主張で示談に応じた、」ということだとすると、民事事件であなたが勝訴できるかは分かりません。むしろ、あなたの主張を立証するに足りる証拠はないと判断される可能性があると思われます。示談書の内容、あなたと相手の捜査段階における供述の内容を良く検討する必要があると思います。