代車のレンタカーの支払いについて
2月末に自家用車をぶつけられてしまい、相手側の保険を利用して、3月上旬よりディーラーに修理を出していました。
先方の保険会社より、代車として同等ランクの車までであればレンタカー代をお支払いするが、当方が乗っている車が外車であるため、手配するのはこちら側で行ってほしいことを言われました。
ディーラーにその旨をお伝えし、ディーラーでは代車が用意できないため、レンタカーを手配して代車として貸し出しされることとなりました。
代車を貸し出される際に契約書等はなく、事故の際の連絡先とレンタカー会社の連絡先、車検証と自賠責保険の保険証書が入った書類のみを渡され、車のキーを受け取りました。
代車を利用中、走行中にバイクの当て逃げ被害に遭いました。同乗者は首を痛めて現在通院中で、警察からの聞き取りの際にも首を痛めたことを伝えました。
車は軽度のへこみと擦り傷が付いていて、レンタカーのためドラレコはついていなかったです。
ナンバーは確認したのですが、4ケタのナンバーのみで陸運局地等は暗くて見えず、バイクや運転手の特徴をそのままを警察に伝えました。
警察では4ケタのナンバーのみでは捜査は出来ずに相手が出頭するのを待つのみと言われ、レンタカー会社にも事故の件は伝え、ディーラーと相談して対応を決めるとのことでした。
後日、自家用車の修理が終わったので、レンタカーを返却し、その後に修理費の免責とNOCとして計7万円の支払いを求められています。
警察にもこのご時世だし、ドラレコが付いていれば…とかなり言われ、その件もレンタカー会社に伝えましたが、希望があれば付けたのに希望がなかったから付けなかった。と言われました。また、免責保証制度にも入っていないと言われています。
私が契約したわけではなく、ディーラーが契約をしているので、こちらでは契約内容は分からず、ディーラーにも確認する予定です。
レンタカー会社には本来であれば、修理代全額を請求したいところだが、保険には入っているので7万で許してあげていると言われました。
当て逃げ被害でも7万円は払わなければならないのでしょうか?
ドラレコの件といい、契約の件といい、こちらは契約に何の関与もしていなかったため、相手の言いような気がして、腑に落ちない点でいっぱいです。
より詳細な事実関係が分からないと判断が難しい部分がございますが、場合によっては先方の保険会社に7万円を負担してもらうことも可能なように思われます。たとえば、あなたとレンタカー会社の間に契約関係がないのであれば、ひとまずレンタカー会社には直接の契約先である保険会社に7万円を請求すべきである旨告げることが考えられるかと存じます。
ご自身の車がぶつけられたうえに、代車までぶつけられてしまい、大変お困りのことと存じます。
7万円というのはおそらく車両損害の免責5万円+NOC2万円ということかと思われます(もしかしてレンタカー会社は、大手レンタカーチェーンのフランチャイズで、首都圏で多店舗展開している、輸入車に強い会社でしょうか)。
NOCは実際の休車損の額にかかわらず、一律で金額が定められているものですが、ご相談者様がそれを前提にした契約を締結していない以上、争う余地があるように思います。
他方で免責分については、ご自身の車を当て逃げされたときでも修理費(車両保険を使った際は免責分)が自己負担になってしまうこととの均衡上、争うのは難しいようにも思います。免責保証を付けておいてくれればと思わないでもないところですが、相手方保険会社やディーラーがそこまでの契約をする義務まであるかというとなんともというところです。
なお、他車運転特約が使えるならば、最悪それで賄うということも考えられないではないです。ただしその場合は等級ダウンも伴うことになりますので、その際の保険料の増額分もご確認いただいた方がよいところです。
以上、ご参考になれば幸いです。
匿名A弁護士様
ご回答いただき、ありがとうございます。
契約がどこと締結されているのか分からないのですが、恐らくディーラーとレンタカー会社の契約で使用者が私と車の所有者である彼なのだと思います。
その場合はディーラーに支払う義務があるのでしょうか?
契約書を実際に見ていないので、どのような契約なのかや利用料の金額等は知らされずに使用していました。免責保証制度についても利用されているものだと思っていました。
レンタカー会社が作成したNOCと車両保険の免責の旨がパウチされていた紙が車に入っていただけです。
確かに私との契約ではないので、契約者に請求してみるように言ってみようと思います。
村松英樹弁護士様
ご回答いただき、ありがとうございます。
7万円の詳細はおっしゃる通りです。
お相手の会社は大手ではなく、東京東部にあるレンタカーと並行して自動車の修理・点検も行っている会社になります。
当初はバンパー交換等で40万円かかるが、こちらには請求できないので車両保険の5万円とNOCの2万円で許すと言われました。
傷は浅く、板金でも可能と私の方で見てもらっているので、恐らく、車両保険を使用せず自社で板金修理をするだけかとは思いますが。
後からドラレコは言われたら付けてあげた、免責保証制度もそちらが契約内容を確認しなかった落ち度がある等、後出しで言ってくることも多く、相手方の信憑性に欠ける部分が大きいです。
免責保証制度についてもこちらから聞いて調べる間もなく入っていないと言われたので、ぼられてるような気もしなくもないです。
こちらは保証に関するオプションは全て付いているという認識だったので、付いていないことに驚いています。ただ、義務ではないと言われると仕方のないことなのですね…
やはり警察の言う通り、当て逃げは逃げ得なのですね。
車両保険の他車特約の件もご教示いただき、ありがとうございます。
ご返信ありがとうございます。
自動車の修理・点検も行っている会社でしたか。失礼しました。
バンパー交換等で40万円というのも違和感があります。傷が浅いなら全塗装で済むはずで、高くても10万円程度でしょうし、交換でも、よほど特殊な輸入車でない限り、なかなかそこまでの金額にはならない印象です。(あくまで「等」ということで他にも色々計上しているのかも知れませんが)
ドラレコも要らない利用者なんていないはずで、不信感を持たれるのはごもっともだと思います。
ただし、法的な整理としては、上記のようにならざるを得ないと考えています。この度はご質問ありがとうございました。