メールの内容は名誉毀損に該当しますか?
先日、ある海外サイトのお問い合わせフォームにメールを送りました。
内容は「そちらのサイト上で変更可能なアイコンに無断転載のようなものが見られるが、著作権上の問題はないのか。また、有名キャラクターのアイコンも多数存在しているが、それも含め大丈夫なのか。教えてほしい」というものです。
これらの行為は名誉毀損や侮辱に値しますか?
問合せフォームから一度問合せたいう程度であれば、公開される投稿ではありませんので、ご心配されているような、名誉毀損や侮辱には基本的には該当しないと考えられます。
もっとも、あまりにも頻繁に問い合わせを行う場合や、威圧的な表現を使用する場合には、業務妨害等に該当する可能性がありますので、ご注意ください。
わかりやすいお返事ありがとうございます。
とても不安になっていたので気持ちが軽くなりました。
あまりに威圧的な態度や何度も質問を送ると業務妨害にもなりかねないのですね。注意しようと思います。ありがとうございます。
追加の質問のようになってしまいますがよろしいでしょうか?
私自身、そもそも「公然」の条件を満たしてはいないため、名誉毀損にはあたらないだろうと考えていたのですが、その考え方は間違っていますか?
特定人に対するメールは、ご指摘のとおり、基本的には「公然」の条件を満たさないと考えられますので、名誉毀損には該当しないと判断される傾向にはあります。
しかしながら、注意すべき点としては、不特定多数人への「伝播可能性」がある場合には、特定人に対するメールでも「公然」の条件を満たすと認定されてしまうことです。
この「伝播可能性」は、なかなか難しい理論ですので、詳細な説明は省略させていただきますが、特定人に対するメールでも、不特定多数に伝播する可能性がある場合には、名誉毀損に該当する可能性がある点だけはご注意いただけますと幸いです。
勉強になります。
質問内容以上のことも教えていただき大変参考になりました。本当にありがとうございました。
(返信不要です)