相手方弁護士の対応について
まともに交渉ができない相手方の弁護士。不貞慰謝料請求されています。自分で交渉しているのですが、感情論や主観性な根拠ばかりでとても納得できる内容ではなく、関連性や根拠を客観的に示せと何度言っても無視。高額請求を続け、挙句に提訴すると言っています。何か対処法はありませんか。もし提訴された場合本人訴訟はしない方がいいですか?
請求額と応じられる額で開きがあって埋まらないなら、訴訟になるしかありません。対処法はありません。
不貞自体に争いがないなら、後は金額だけの問題です。
事実関係で多少の増減はあるものの、不貞で離婚・別居まで至ったかどうか、でおおよその幅は決まり、期間とか頻度は大して影響しません。
なので、本人訴訟で対処できないわけではないです。
もっとも、適宜弁護士に相談くらいはした方がいいでしょう。
お困りのことと存じます。
このまま拒絶した場合の見通しとしては、大きく分ければ、本当に訴訟を起こしてくるか、請求が止んでフェードアウトしていくかのどちらかとなります。どちらになるかは、相手方がいかなる証拠を持っているのかなど相手方の状況をどれだけ正確に推測するかにかかってきます。
より正確な今後の見通しや的確な対処方法をお知りになりたいのであれば、一度弁護士に直接ご相談されることをお勧めいたします。
スポットの相談で足りるかもしれませんし、内容次第では交渉段階からこちらも弁護士に依頼して、交渉をしてもらうこともあり得るところです。
提訴された場合は、対応を誤ると敗訴のリスクも高まります。そのため弁護士に対応を依頼することをお勧めいたします。
> 加藤 寛崇先生
回答ありがとうございます。離婚に至っている場合はどれくらいが慰謝料相場でしょうか。私は第三者(不貞相手)で、有責配偶者は慰謝料請求されていません。また、有責配偶者は他にも複数不貞相手がおり、離婚の原因は私との不貞だけではなさそうです。
>尾畠 弘典先生
回答ありがとうございます。恐らく証拠はLINEの一部と有責配偶者の自白です。被害配偶者が頑なに減額を拒んでいる印象です。客観的な根拠さえ示して貰えれば、こちらも納得して払えるかもしれないのに、その要求を拒む理由が分かりません。コミュニケーション障害かと思ってしまうくらい、既に半年もまともなやり取りができないので困っています。
何かアドバイス頂けませんでしょうか。
本人訴訟の場合、これまでのやり取りは証拠として答弁書と共に提出するべきですか?
交渉の段階で相手に証拠を見せるか見せないか、見せるとしてどの程度見せるかは、弁護士の方針次第です。
あなたが強く要望したとしても、コントロールできることではないと思われます。
どうしても相手方の手持ちの証拠を検討したうえで、納得したうえでしか支払わないということであれば、交渉を打ち切って、訴訟してもらうしか方法はないと思われます。
そのような希望はなく、証拠の有無や中身が確認できなくてもよいので金銭的な折り合いをつけて早期に解決したい、ということであれば交渉を継続する意味はあるかと思われます。ただその場合でも金額的な折り合いがつくかどうかは相手方次第となりますので合意できるか否かは不確かです。
裁判は提起されていない現在、交渉のテーブルにつき続けるかどうかということ自体、あなたにゆだねられています。
訴訟となった場合にこれまでのやり取りを裁判所に提出すべきかどうかという点については、やり取りの内容次第となりますので、一概には言えません。あなたの手元にある相手方とのやり取りやその他の資料が、裁判上あなたに有利か不利かということ自体が、きわめて専門的な判断となってきます。弁護士以外には適正に判断ができないことだと思われます。
>離婚に至っている場合はどれくらいが慰謝料相場でしょうか。
離婚までいくと、200万円程度にはなることもあります(有責配偶者と連帯して)。
>有責配偶者は他にも複数不貞相手がおり、離婚の原因は私との不貞だけではなさそうです。
こういうケースですと、たとえば、不貞相手がA,B,Cといれば、
有責配偶者とAと連帯して100万、有責配偶者とBと連帯して100万、有責配偶者とCと連帯して150万といった具合の判断になることもあり得るでしょう。一概に言えないですが。
そもそも、不貞を認めているなら客観的根拠等はあまり意味がなく、額の折り合いだけなので、出せ・出さないという議論にあまり意味があるとも思えません。