常識に欠ける加害者に対する今後の対応について。
同僚からの暴行による傷害事件。全治一週間。相手に治療費と1週間分の休業補償での示談にて被害届は出さず平和的解決を望みました。しかし加害者が拒否。たいした怪我ではないから治療費のみの支払いをすると言ってきました。仕方なく被害届を出す方向で調整したところ、そのタイミングで弁護士から連絡が。やっと示談成立なるかと思いきや、治療費のみの支払いをすると弁護士を通して言ってきました。
本人も暴行を認めているものの加害者からの謝罪は一切ありませんし、示談で終わっていれば職場復帰もできたはずが今も解決できず、3週間近く経ちこんなに長引いてしまい精神的に参り疲れ切っています。さらに相手の弁護士も気分が悪くなるような態度や発言の連続。
以下、質問です。①〜③を含め、こちらも弁護士の先生にお願いした方が良いのか悩んでいます。
①今後はこのまま刑事手続きで進めていくつもりです。しかし、その事を伝えるその弁護士が刑事弁護も担当すると言っていました。
こちらは、ここから先は国選弁護士?になると思っていたので(とにかくその弁護士が嫌)驚きました。被害届は出され、捜査も終わり、これから書類送検となるかと思うのですが、国選弁護人が付くのは起訴された後なのですか?書類送検の前に国選弁護人がついて示談交渉する事はないのでしょうか。
②当初は平和的解決を望んでいたので慰謝料は求めていませんでしたが、ここまで長引いた事で家族も疲弊しており職場復帰できていないため生活への不安も出てきました。再度、弁護士から示談交渉があった際は慰謝料も請求して大丈夫でしょうか。その場合の相場もわかればよろしくお願いします。
③被害届を出したのは加害者に今回の件についてしっかりと刑事罰を受けて欲しいからです。初犯で怪我の程度が軽いので不起訴になる確率が高いと無料法律相談では言われました。しかし、今後の示談にも応じず(お金の問題ではない)このまま刑事手続きで進め、不起訴になった場合は改めて民事での賠償金を請求したいと考えているのですが、流れとしては大丈夫でしょうか?(正直、③をできるまでの資力、精神的体力があるのか、加害者が私選弁護人に依頼している事もありその後の民事賠償ができないのではないか、、等を考え、場合によっては②の示談も含めて現在考えているところです。)
罪を認めている以上、謝罪の意思を示すのは人間として最低限の常識かと思います。相手の弁護士にも「いくら欲しいんだ?」と言われ驚きと共に傷ついています。
よろしくお願い致します。
>国選弁護人が付くのは起訴された後なのですか?書類送検の前に国選弁護人がついて示談交渉する事はないのでしょうか。
国選がつくのは、①勾留されている被疑者か、②起訴された被告人、の場合です。
もし本件で相手が在宅捜査なら、私選でその弁護士を依頼している、ということだと思います。
>②当初は平和的解決を望んでいたので慰謝料は求めていませんでしたが、ここまで長引いた事で家族も疲弊しており職場復帰できていないため生活への不安も出てきました。再度、弁護士から示談交渉があった際は慰謝料も請求して大丈夫でしょうか。その場合の相場もわかればよろしくお願いします。
請求自体はして大丈夫です。ただ、いくらくらいになるかは、ケースバイケースですのでお近くで面談相談に行かれることをお勧めします。
>③被害届を出したのは加害者に今回の件についてしっかりと刑事罰を受けて欲しいからです。初犯で怪我の程度が軽いので不起訴になる確率が高いと無料法律相談では言われました。しかし、今後の示談にも応じず(お金の問題ではない)このまま刑事手続きで進め、不起訴になった場合は改めて民事での賠償金を請求したいと考えているのですが、流れとしては大丈夫でしょうか?(正直、③をできるまでの資力、精神的体力があるのか、加害者が私選弁護人に依頼している事もありその後の民事賠償ができないのではないか、、等を考え、場合によっては②の示談も含めて現在考えているところです。)
まず、刑事手続きが終わってから、改めて民事で賠償金を請求すること自体は可能です。
ただ、その場合弁護士費用もかかってしまい、一週間の怪我ですとそこまで多額の慰謝料が認められない可能性があります。
また、懸念されている通り、仮に裁判で勝っても、相手がお金を持っていない場合には回収が難しい、という問題もあります。
場合によっては、現時点で治療費をメインとした示談に応じることも考えられますが、
最終的には相談者さんのお気持ち次第、ということになります。