嫌疑不十分による不起訴の相手に対して、慰謝料請求等、何らかの責任はとってもらえるのでしょうか?

昨年、私の父が肝臓癌で亡くなり、その際に、父が入院の世話をお願いしていた、父と不倫関係にあった女性と、父が認知した女性との子供(27歳女性)の対応について教えていただきたいです。

父は長年肝炎を患っており、肝臓癌になってからも、検査入院や手術の際に、数年前から入院の際、本妻である私の母に代わり、不倫関係にあった女性に、数回付き添いを頼んでおりました。
昨年1月23日、私のスマホに父のスマホから、父が認知した子供よりショートメールで連絡が入りました。
内容は父が1月20日に亡くなり、父の意向で葬儀と納骨を済ませた。父の遺品を郵送します。と書かれていました。
翌日24日に死亡届のコピー、空の財布、免許証、クレジットカード、数珠、残高が数百円の通帳3冊が送られてきました。
(預貯金は父の意向により引き出し、葬儀費用にあてたと書いてありました)
父は生前、兄の家にある離れで暮らしており、本妻である母や、私や兄、孫達とも顔を合わせておりました。
私達からすれば、父の危篤の際に連絡してくれず、父が危篤になった期間に預貯金を全額キャッシュカードで引き出し、先祖代々の墓があるにも関わらず、亡くなった翌日に直葬により火葬、別の場所に埋葬され、本妻である母も私たちも深い悲しみと勝手に何もかもしてしまった不倫関係にあった女性と、その子供に対する悔しさで今まで暮らしてきました。
(父が子供を認知していたことは、父が亡くなり、戸籍を取り寄せてわかりました)
父が亡くなったことも、孫達にどう伝えようか悩み、未だに言えずにおります。
その上、不倫関係にあった女性は、受取人が本妻の名前になっている、父の生命保険金を、父が亡くなったことを本妻との子である私に連絡するまでの間に、保険会社に後妻と偽り連絡、
保険金を父が認知した子供に全てやると言った。と保険金を請求していました。
本妻である母が49日を過ぎ、保険会社に電話した時には、保険会社から保険金の手続きを既に進めていると言われました。
保険金は本妻が連絡したことにより、手続きが保留され、結果、本妻に支払われましたが、母が連絡を入れなければ不倫関係にあった女性との子に支払われる可能性がありました。
上記の件は、詐欺未遂事件として告発し、受理され、警察の捜査が入り、検察からは不起訴ではあるが、嫌疑不十分による不起訴であると確認しています。
父が亡くなってから、不倫関係にあった女性と、父を連絡も無く勝手に埋葬した認知された子供に対して、悔しさと憤りと悲しみで精神的に参っていた母は、昨年脳梗塞になり、入院しました。
私達は、父と不倫関係にあった女性と父が認知した子供に対し、慰謝料請求が出来るでしょうか?

詐欺未遂については嫌疑不十分で不起訴となりましたが、一般的に民事裁判で慰謝料請求は認められるのでしょうか?

それに加えて、今回、父が希望していたとは言っていますが、遺言や証拠は無く、本妻とその子供に、亡くなったという連絡も埋葬した後にし、勝手に埋葬もしてしまい、保険金詐欺未遂にも関わっていた、認知した子供に対して、精神的苦痛で慰謝料請求は可能でしょうか?

〉父と不倫関係にあった女性と父が認知した子供に対し、慰謝料請求が出来るでしょうか?
不貞慰謝料については、まず子供に対してはできません。女性に対してですが、27歳という子供の年齢から、当時を問題とすることは難しく、時効期間が経過していない間の関係の存在について証拠が必要と思われます。

〉詐欺未遂については嫌疑不十分で不起訴となりましたが、一般的に民事裁判で慰謝料請求は認められるのでしょうか?
実の子を受取人としようとしたものですから、騙すつもりがあったと立証するのは難しいのだと思います。損害賠償請求については、この件では支払いがあったので損害はありませんから、難しいと思われます。精神的損害についても、請求は困難だと思われます。

葬儀やお墓の件のうち、勝手に葬儀を済ませたことに対する慰謝料については、請求理由を検討することができるかれません。ただ、仮に認められたとしても、少額だ思われます。お墓は、故人の意思が確認できないので、難しいように思われます。

預貯金を勝手に引き出した点については、なんらかの請求理由を考えられるかもしれません。
なお、故人名義の資産があるようなら、相続の問題が残ります。

ありがとうございます。

不起訴の結果になった際に、担当検察官の方から
不倫関係の女の人(認知した子供の母親)は悪いことをしている、別の方法で何らかの責任を取ってもらってくださいと言われたようです。

こちらとしたら民事で何らかの対処ができるのかなと思ったのですが、出来ないのでしょうか?

書いておられる内容から、すぐに困難と判断できるもの、難しそうなもの、証拠があれば請求できら可能性があるものなどが混在しているようです。

いずれにしても、相当細かく事情を伺わなければ、なんとも言えません。
また、相手の方は任意の請求には応じないでしょうから、請求するとなると、訴訟等の法的手段が必要です。何を根拠に請求するかの検討と、証拠の収集にかなりの手間が予想されます。

時間をとって法律相談されることをお勧めします。