自動車での事故にともなう保険会社とのトラブルについて

先日、自家用車で路地から国道に出る際に、自転車とぶつかってしまいました。
車から降りて相手の安否を確認し、その後警察に電話しようとしました。
路地が狭くて交通の妨げになるため、安否確認後すぐに車をバックで安全な場所に移動させてから警察に電話をしようとしたのですが、事故の直後なので気がかなり動転していたため、バックする際に車のリアを電柱にぶつけてしまいました。

自転車に乗られていた方は無傷(自転車もほぼ無傷)で、また、電柱も修理の必要はなかった(確認済み)のは不幸中の幸いだったのですが、私の車はフロントとリアの両方が破損してしまいました。
そのため、車両保険で自分の車を修理しようと思い、保険会社に連絡したところ「自転車との衝突と、その後の電柱との衝突は、それぞれ別の事故の扱いになる」との回答を受けてしまいました。

しかしながら、インターネット等でこのようなケースの事故に対する一般的な保険の扱いについて調べたところ・・・、

自動車保険では、『事故が発生し、その状況を脱却するまでに発生した一連の事故は、「一回の事故」とみなす』(時間的近接性、動作の一連性・密接性があり、1回目と2回目の衝突・接触等が、社会通念上、一体性、不可避性を有すると判断される場合)という記載がありました。

また、自動車のディーラーにこのようなケースにおける保険の適用ケースについて尋ねても、「一回の事故とみなすケースが多い。この事故を『二回の事故』とみなすのは厳しいのではないか」との回答でした。

今回の「自転車の衝突(フロントの破損)」と「電柱との衝突(リアの破損)」を『一回の事故』とみなしてもらうことができれば、免責額5万円を支払えば車両保険を使ってフロント・リア両方の修理をすることができます(等級は3等級ダウン)。しかしながら、両者が『二回の事故』とみなされてしまうと、私の車両保険は2回目の事故では免責額が10万円のため、フロント・リアの両方の修理に免責額が計15万円かかり、等級も6等級下がってしまいます(なので、『二回の事故』とみなされてしまうのであれば、フロントかリアのどちらかは、車両保険を使わずに自腹で修理するしかないと考えております)。

「一回の事故」なのか「二回の事故」なのかの判断は、保険会社に委ねるしかないのでしょうか?私個人の主観にすぎませんが、今回のフロントとリアの事故には『動作の一連性・密接性』があるため、『一事故』だと考えております(「自転車との衝突」がなければ「バックで電柱と衝突」することはあり得なかったわけですし、時間的にも、「自転車との衝突」~「安否確認」~「バックで電柱と衝突」~「警察に電話」の一連の流れは1分~2分程度の極めて短時間の出来事であるからです)。

こういった保険の支払いに対する判断は、保険会社が一方的に決めることができるものなのでしょうか?
保険会社も当然営利企業なわけですがら、保険会社的には「二回の事故」と判定したほうがよいでしょう。
私としては、「一回の事故」と判定していただけた方がありがたいわけですが、「二回の事故」という判断が正当なのであればそれを受け入れなければならないとは思っています。
しかしながら、私が保険会社に「なぜ本件が『一回の事故』ではなく『二回の事故』なのですか?」と尋ねても、今のところ、こちらが理解・納得できるような回答をしてくれるわけでもなく、また、ドライブレコーダーの画像をみて判断するなどといったこともしてくれず、一方的に「『二回の事故』扱いになります」とした説明してもらえません。

このようなことは誰に相談すればよいのか(弁護士?消費者センター?)もわからず、こちらに書き込みさせていただいた次第です。
長文になり大変恐縮ですが、アドバイスなどいただけければ幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。

保険会社との交渉でうまく行かなければ損保ADRに申立をされたら良いと思います。
もし、それでもうまく行かなければ、調停や裁判も可能ですが、弁護士に委任すると
費用倒れになってしまうかもしれません。