退職時の誓約書へのサインは必須なのか?

●誓約書にサインをしなければならないのか
○状況
・業務委託で勤務中
・退職予定日が確定
・退職日に『誓約書』へのサインを求められる予定
→退職後にSNS等で会社や社員を誹謗中傷しないという内容らしい
(内容を確認の上、押印したいので退職日より前に目を通したいと話すと『社外秘の為、今は見せられない』と断られる。
また、『どうしてもと求めるならサイン後にコピーを渡すことは考慮する』と言われる。

○質問
・サインをしなければ退職できないのか
(新契約書には記載のあるものなので、旧契約書で契約したものは退職時に誓約書という形でサインしてもらうと説明される)

・押印後の誓約書はコピーすらもらうことが難しいものなのか
(そもそも割印等をし、それぞれが持つ書類ではないのか)

・同業他社での活動を禁ずる項目があった場合拒めないのか
(もし同業他社での勤務を禁ずる項目が最初からあれば現在の職場での勤務はしなかった)

○希望
・同業他社で働きたい
・サインが必須ならば、会社サイド(従業員・他の業務委託者含む)にも私個人を誹謗中傷しないと誓約してほしい

法的義務はないですね。
協力を求めるものですね。
署名しようがしまいが、競業避止義務は一定の限度で認められています。
誓約書の内容も過度に渡る内容であれば、認められません。
コピーは必要です。
写真を撮ってもいいでしょう。
また、あなたの希望も入れてもらってください。
可能です。

>サインをしなければ退職できないのか。
→退職するために必要なものではありません。義務もありません。

>押印後の誓約書はコピーすらもらうことが難しいものなのか。
→コピーは取っておくべきですし、コピーを取ることが違法となることも一般的には考えにくいです。

>同業他社での活動を禁ずる項目があった場合拒めないのか。
→上記の通り、そもそも誓約書の作成は義務ではありませんので、納得できない内容であれば、拒否して問題ありません。
ただし、前職で知った情報等について、守秘義務等を負う可能性はあります。

>同業他社で働きたい。
>サインが必須ならば、会社サイド(従業員・他の業務委託者含む)にも私個人を誹謗中傷しないと誓約してほしい。
→会社側が納得すれば、退職時の誓約書等に当方の意向を反映させることができます。

インターネット上の相談ではどうしても限界があります。また、ご自身で会社と交渉することは難しい部分もあろうかと思います。
ご不明な点があれば、念のため、お近くの弁護士に相談されたほうが良いでしょう。