意志疎通不可な父が所有する土地建物の取り壊しと売却について

意志疎通が不可能で寝たきり状態の父(82歳)が所有する不動産についてお聞きしたいです。
土地建物の固定資産評価額で400万円ほどですが公道に接する面のない、いわゆる死に地です。
建物が老朽化し壊すにも重機が入れないため多額の費用がかかるようで困っていましたが、隣接する建物の所有者が取り壊しを行うため、ついでにこちらも解体しないかと話がきました。
そして更地にした土地を売って欲しいとのこと。
この機会を逃せば建物を取り壊すこともできませんし、また買い手も見つからずこのままでは負の遺産となるのは必須で、是非取り壊しと売却をしたいと思っています。
この場合、成年後見人を立てるべきなのでしょうが、父にはこの他には預金等の財産はいっさいなく年金のみの収入でギリギリ特養費用を賄っています。
成年後見人がついた場合、この土地売却は本人の財産を減らすという意味で不可能になるのでしょうか。
このまま老朽化がすすんで周りに迷惑をかける前に、せめて建物の取り壊しだけでも後見人なしでできないでしょうか。

またこの程度の財産なら家族が後見人になれるでしょうか。
よろしくお願いします

ちなみに売却金額は取り壊し費用+書類代程度です。
隣家以外では絶対に売れない土地ですから、こちらも納得しています。

後見人選任が王道です。
家族も後見人になりえます。
推定相続人全員が同意するなら。
処分も可能です。
裁判所も説得できるでしょう。
あるいは、相続を待つか、あるいは、脱法行為を承知で、推定相続人全員が、
同意と責任のもとに、事務管理あるいは推定的承諾のもとに、行うしかないでしょう。

成年後見人がついた場合、この土地売却は本人の財産を減らすという意味で不可能になるのでしょうか。

お隣の方が買ってくれなければ大した価値がないということであれば、お隣の方が買ってくれることによって父の財産が増えることになりますので、裁判所の理解も得られるかもしれませんね。

このまま老朽化がすすんで周りに迷惑をかける前に、せめて建物の取り壊しだけでも後見人なしでできないでしょうか。

父の財産ですから、基本的には後見人をつけることになるのだと思います。