障害者の弟と高齢母の持ち家

私は実家を離れて他県にいますが、
母は高齢で精神障害者の弟と住んでいます。
弟はDV気味でお金をせびったりして働かないのと性格が悪い以外は普通に暮らせます。
少しロリコンの気質があり、もし母が亡くなったら一人で実家に住まれたら困るなと思っております。弟は実家に居座り、施設に入居を頑なに拒んでいます。

母の老人ホーム入所後の場合
母の死去の場合は財産分与できるのが家と少しだけのお金です。借金はありません。

その場合遺言書を残してもらえば居座られても家を売却の方向に持っていくことは可能でしょうか。
また老人ホームに入った場合も家を売る以外お金を作れないので悩んでます。
その場合は成年後見人になればいいのでしょうか。

また可能な場合、一般的に料金はどのくらいかかりそうですか?

細かいことに答えてくださりありがとうございます。
母と一度相談します。
電話相談などしていらっしゃったらもしよろしければ料金を教えていただけるとありがたいです。

★遺言書を残してもらえば居座られても家を売却の方向に持っていくことは可能でしょうか。

→ 遺言で所有権を移転することはできますが、弟様が現に住み続けている場合は明渡をしてもらわない限り売却は難しいと思います。明渡について最終的には訴訟と強制執行が必要になる場合があります。

★また老人ホームに入った場合も家を売る以外お金を作れないので悩んでます。
その場合は成年後見人になればいいのでしょうか。

→お母様ご本人の施設費用が年金で足りない場合、不動産を売却して費用を捻出することはありますが、当然ながらまずはお母様のご意思に基づく必要があります。お母様に判断能力がある場合、弟様と売却や引っ越しの話し合いをして取り組むことになります。
 お母様が認知症等で法的な判断能力が減退している場合、成年後見等の申立が必要になります。後見申立の際には候補者を立てることはできますし、ご親族が自らなることもありますが、ご相談者様が遠方かつ相続人で弟様と対立構図になることがありえますので、おそらくご相談者様は後見人にはなれず、司法書士か弁護士が専門家後見人として選任されると思います。
 相続のためではなく、あくまでお母様の施設入所の必要性がある場合、成年後見人が裁判所の許可を得て自宅の売却にあたりますが、その際に弟様との間でも交渉をされることと思います。
★また可能な場合、一般的に料金はどのくらいかかりそうですか?

→ 後見申立は20万〜という場合がおおいと思います。また、後見人の報酬が年一度ほど発生しますが、財産管理業務の内容に応じて裁判所が決めます。一般的には月2〜5万程度の範囲ではないかと思います。